クレーン・デリック運転士の過去問
令和4年（2022年）10月
クレーン及びデリックに関する知識 問7

この記述は誤りです。
ワイヤロープの点検では、摩耗や損傷が発生しやすい部分（例えばフックブロックのシーブを通過する部分）を重点的に測定する必要があります。最も使用頻度が高い部分を避けて測定するのは適切ではありません。

この記述は正しいです。
集中給油式は、手動や自動のポンプを使って複数の給油箇所に同時に給油を行う効率的な方式です。このシステムは、分配弁を使用して各箇所に必要な量を調整できます。

この記述は誤りです。
密封されている減速機箱でも、長期間使用することで潤滑油が劣化します。そのため、定期的な交換が必要です。交換を怠ると、機械の摩耗や故障の原因になります。

この記述は誤りです。
一般的には、転がり軸受への給油は6か月程度に1回、平軸受への給油は使用頻度や条件により異なりますが、毎日の給油が推奨される場合があります。この選択肢は適切な頻度を逆に記述しています。

この記述は誤りです。
ワイヤロープには、通常、専用の潤滑油やワイヤロープ専用グリースが使用されます。ギヤ油はワイヤロープには適していません。