クレーン・デリック運転士の過去問
令和4年(2022年)10月
クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問6
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和4年(2022年)10月 クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
物体に働く摩擦力に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- 物体が他の物体に接触しながら運動しているときに働く摩擦力を、運動摩擦力という。
- 他の物体に接触し、その接触面に沿う方向の力が作用している物体が静止しているとき、接触面に働いている摩擦力を静止摩擦力という。
- 静止摩擦係数をμ、物体の接触面に作用する垂直力をNとすれば、最大静止摩擦力Fは、F=μ×Nで求められる。
- 円柱状の物体を動かす場合、転がり摩擦力は滑り摩擦力に比べると小さい。
- 物体に働く最大静止摩擦力は、運動摩擦力より小さい。
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題では、物体に働く摩擦力について基本的な物理法則や概念が正しく理解できているかを確認します。適切でない記述を一つ選びます。
この記述は正しいです。 運動摩擦力とは、物体が他の物体に接触して滑る際に発生する摩擦力を指します。この記述は物理学的に正しいです。
この記述は正しいです。 静止摩擦力は、物体が静止している際に、外部からの力に対抗して接触面で発生する摩擦力です。
この記述は正しいです。 最大静止摩擦力は、静止摩擦係数と垂直力(法線力)の積で計算されます。この関係は物理法則に基づいています。
この記述は正しいです。 転がり摩擦力は、物体が転がる際に発生する摩擦力であり、一般に滑り摩擦力よりもはるかに小さいです。
この記述は誤りです。 最大静止摩擦力は、運動摩擦力よりも大きいことが一般的です。物体が動き始める前に必要な力(静止摩擦 力)は、物体が一度動き出してから働く運動摩擦力よりも大きくなります。この記述は適切ではありません。
摩擦力に関する正しい理解が重要です。静止摩擦力と運動摩擦力の大小関係を正確に覚えましょう。選択肢5 が不適切な記述であり、正解です。
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