クレーン・デリック運転士の過去問
令和5年(2023年)4月
原動機及び電気に関する知識 問8

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和5年(2023年)4月 原動機及び電気に関する知識 問8 (訂正依頼・報告はこちら)

電気回路の絶縁、絶縁体、スパークなどに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
  • ナイフスイッチは、切るときよりも入れるときの方がスパークが大きいので、入れるときはできるだけスイッチに近づかないようにして、側方などから行う。
  • スパークは、回路にかかる電圧が高いほど大きくなり、その熱で接点の損傷や焼付きを発生させることがある。
  • 絶縁物の絶縁抵抗は、漏えい電流を回路電圧で除したものである。
  • 雲母は、電気の導体である。
  • 電気回路の絶縁抵抗は、ボルトメーターと呼ばれる絶縁抵抗計を用いて測定する。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題では、電気回路の絶縁、絶縁体、スパークなどに関連する基本的な知識について問われています。各選択肢の内容を確認し、適切な記述を判断します。

選択肢1. ナイフスイッチは、切るときよりも入れるときの方がスパークが大きいので、入れるときはできるだけスイッチに近づかないようにして、側方などから行う。

この記述は誤りです。
ナイフスイッチでは、電流が流れる状態で切断する際にスパークが発生しやすく、入れるときにスパークが大きいわけではありません。スパークを避けるためには、電流を遮断した状態で操作することが推奨されます。

選択肢2. スパークは、回路にかかる電圧が高いほど大きくなり、その熱で接点の損傷や焼付きを発生させることがある。

この記述は正しいです。
スパークは、回路にかかる電圧が高いほど発生しやすくなります。また、スパークの熱によって接点が損傷したり焼付きを起こす可能性があります。これが接点の劣化の一因となります。 

選択肢3. 絶縁物の絶縁抵抗は、漏えい電流を回路電圧で除したものである。

この記述は正しいとは言えません。 

絶縁抵抗は、漏えい電流を回路電圧で除した値で定義されるわけではありません。実際には、絶縁体がどの程 度電流を通さないかを表す指標であり、計測方法も選択肢の説明とは異なります。

選択肢4. 雲母は、電気の導体である。

この記述は誤りです。 

雲母(マイカ)は、電気の良い絶縁体であり、導体ではありません。絶縁特性が高いため、電気機器や高電圧の 絶縁材料として使用されます。

選択肢5. 電気回路の絶縁抵抗は、ボルトメーターと呼ばれる絶縁抵抗計を用いて測定する。

この記述は誤りです。 

絶縁抵抗の測定には「メガー」と呼ばれる絶縁抵抗計を使用します。ボルトメーター(電圧計)では絶縁抵抗を測定することはできません。 

まとめ

本問の正解は2番です。スパークに関する記述は正しく、スパークが電圧の高さと接点の損傷に関連していることを正確に説明しています。

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