建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第50回(令和2年度(2020年))
問63 (空気環境の調整 問63)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第50回(令和2年度(2020年)) 問63(空気環境の調整 問63) (訂正依頼・報告はこちら)
- 一定地域内の建築物に対して、熱源プラントで製造した熱媒を供給する方式である。
- 欧米では熱供給が中心である。
- 大気汚染防止などの公害防止対策となる。
- 個別の建築物の機械室スペースが大きくなる。
- 熱源装置の大型化・集約化・集中管理化により、安全性や効率性は向上する。
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この過去問の解説 (1件)
01
地域冷暖房システムは、特定の地域内にある複数の建築物に対して、集中管理された熱源プラント から冷暖房用の熱媒(冷水や温水、蒸気など)を供給する方式です。エネルギー利用の効率化や環境負荷の低減を目的として導入されています。それぞれの記述が正しいかどうかを確認し、最も不適当なものを判断します。
地域冷暖房システムは、地域ごとに設置された熱源プラントで冷水や温水を作り、それを各建築物へ供給します。この記述は適切です。
欧米では、特に寒冷地を中心に地域暖房(ヒートネットワーク) が発展しており、熱供給が主要なシステムとなっています。この記述は適切です。
地域冷暖房では、個々の建築物でボイラを使用するのではなく、大規模な熱源プラントで熱を一括管理するため、燃焼効率の向上や排ガス処理がしやすくなり、大気汚染防止の効果があります。この記述は適切です。
地域冷暖房を導入すると、各建築物に独自の熱源装置(ボイラや冷凍機)を設置する必要がなくなり、機械室のスペースは小さくなります。「大きくなる」とするのは誤りです。
熱源設備を一か所にまとめて管理することで、運用の効率化やメンテナンスのしやすさが向上し、結果的に安全性やエネルギー効率が良くなります。この記述は適切です。
「個別の建築物の機械室スペースが大きくなる。」の記述は不適当です。地域冷暖房を導入することで、建物ごとに大きな機械室を確保する必要がなくなり、スペースを有効に活用できるようになります。
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