建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第50回(令和2年度(2020年))
問69 (空気環境の調整 問69)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第50回(令和2年度(2020年)) 問69(空気環境の調整 問69) (訂正依頼・報告はこちら)
- 開放型冷却塔の水質管理として、強制的な循環水ブロー及び補給、薬品による水処理等が必要である。
- 密閉型冷却塔は、電算室やクリーンルーム系統用に採用されることが多い。
- 開放型冷却塔は通風抵抗が大きいため、密閉型冷却塔よりも大きな送風機動力が必要である。
- 開放型冷却塔と外気取入口との距離は、10m 以上とする。
- 開放型冷却塔では白煙防止対策として、冷却塔の壁面に熱交換器を設置して外気を加熱する方法がある。
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この過去問の解説 (1件)
01
冷却塔は、空調や工業用設備で発生した熱を放散し、水を冷却するために使用されます。開放型と密閉型の2種類があり、それぞれ特性が異なります。冷却塔の効率的な運用には、水質管理や設置環境への配慮が重要です。各選択肢の記述が正しいかどうかを確認し、最も不適当なものを判断します。
開放型冷却塔では、外気と直接接するため、水の蒸発や汚れの蓄積が発生しやすくなります。そのため、ブロー(排水)や補給水の管理、薬品による水処理が必要です。この記述は適切です。
密閉型冷却塔は、水が外気と直接触れないため、水質が安定しやすく、清浄な冷却水が求められる電算室やクリーンルームなどで使用されることが多いです。この記述は適切です。
通風抵抗が大きいのは密閉型冷却塔であり、開放型の方が空気の流れがスムーズになります。そのため、送風機の動力は密閉型の方が大きくなる傾向があります。この記述は誤りであり、不適当です。
冷却塔から排出される湿気や汚れた空気が建物に影響を与えないよう、外気取入口との距離を十分に確保することが推奨されます。設計基準として10m以上とすることは一般的です。この記述は適切です。
白煙は、冷却塔から排出される水蒸気が冷やされることで発生します。外気を加熱することで白煙の発生を抑える方法があり、この対策は実際に採用されています。この記述は適切です。
「開放型冷却塔は通風抵抗が大きいため、密閉型冷却塔よりも大きな送風機動力が必要である。」の記述は不適当です。密閉型冷却塔の方が通風抵抗が大きく、送風機の動力もより必要になります。
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