建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第50回(令和2年度(2020年))
問149 (清掃 問149)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第50回(令和2年度(2020年)) 問149(清掃 問149) (訂正依頼・報告はこちら)
- 表面洗剤は、界面活性剤を配合して、泡立ちやすいようにしてある。
- 洗剤に使用する界面活性剤は、陰イオン系と非イオン系に大別される。
- 界面活性剤は、液体の表面張力を高くする働きをもつ。
- 洗剤の効果を高める助剤(ビルダ)には、汚れの再付着を防止するものがある。
- 洗剤は、使用する濃度が低ければ低いほどよい。
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この過去問の解説 (1件)
01
この選択肢が正解です。「洗剤の効果を高める助剤(ビルダ)には、汚れの再付着を防止するものがある。」
ビルダにはカルボキシメチルセルロースやポリアクリル酸などが含まれ、汚れを水中に分散・キープして再び繊維や床面に戻らないようにする働きがあります。そのため洗浄後の仕上がりがきれいに保たれます。
この選択肢は誤りです。床やガラスなど広い面を洗う洗剤は、すすぎや拭き取りを楽にするために低発泡または無発泡になるよう設計されることが多いです。泡立ちやすいと作業効率が下がるため、あえて抑えてあります。
この選択肢は誤りです。陰イオン系と非イオン系はよく使われますが、陽イオン系(殺菌作用がある)や両性イオン系(中性付近でマイルド)の界面活性剤も存在します。「大別される」として二つだけ挙げるのは不十分です。
この選択肢は誤りです。界面活性剤は水の表面張力を下げることで、汚れと水がなじみやすくなります。表面張力を高くするのは逆の働きです。
前述のとおり適切な記述です。
この選択肢は誤りです。濃度が低すぎると界面活性剤や助剤の量が不足し、汚れを十分に落とせません。適切な希釈倍率を守ることが大切です。
洗剤の性能は界面活性剤と助剤(ビルダ)の組み合わせで決まります。界面活性剤は表面張力を下げて汚れを浮かせ、ビルダは水質を調整したり汚れの再付着を防いだりします。
日常清掃では、泡が少なく適切な濃度の洗剤を選び、ラベルに記載された希釈倍率を守ることが、効率よく安全に作業するポイントです。
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