建築物環境衛生管理技術者の過去問
第53回(令和5年度(2023年))
建築物の環境衛生 問41

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問題

第53回 建築物環境衛生管理技術者試験 建築物の環境衛生 問41 (訂正依頼・報告はこちら)

ヒトと水に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 一般成人における体内水分量は、体重の約60%である。
  • 水分・体液のうち、細胞内液は約2/3である。
  • 成人の場合、不可避尿として1日最低1L以上の尿排泄(せつ)が必要である。
  • 一般に、体重当たりの体内水分量は女性より男性の方が多い。
  • 水分の欠乏率が体重の約2%になると、強い渇きを感じる。

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この過去問の解説 (1件)

01

「成人の場合、不可避尿として1日最低1L以上の尿排泄(せつ)が必要である。」は不適切です。

不可避尿は約500mL程度であり、1Lは必要ありません。

選択肢1. 一般成人における体内水分量は、体重の約60%である。

成人の体重の約60%が水分で構成されています。

選択肢2. 水分・体液のうち、細胞内液は約2/3である。

体液は細胞内液が約2/3、細胞外液が約1/3です。

選択肢3. 成人の場合、不可避尿として1日最低1L以上の尿排泄(せつ)が必要である。

不可避尿は約500mL程度であり、1Lは必要ありません。

選択肢4. 一般に、体重当たりの体内水分量は女性より男性の方が多い。

男性の方が筋肉量が多く、女性は脂肪量が多いため水分量が少ないです。

選択肢5. 水分の欠乏率が体重の約2%になると、強い渇きを感じる。

体重の2%の水分欠乏で渇きを強く感じ、身体機能に影響します。

まとめ

不可避尿は約500mL程度であり、1L必要とする記述は誤りです。

体内水分量や体液分布、脱水症状の影響などを正確に理解しましょう。

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