第三種電気主任技術者の過去問
平成27年度(2015年)
理論 問16
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
第三種 電気主任技術者試験 平成27年度(2015年) 理論 問16 (訂正依頼・報告はこちら)
図のように、a―b間の長さが15cm、最大値が30Ωのすべり抵抗器R、電流計、検流計、電池E0[V]、電池Ex[V]が接続された回路がある。この回路において次のような実験を行った。
実験 I :図1でスイッチSを開いたとき、電流計は200mAを示した。
実験 II:図1でスイッチSを閉じ、すべり抵抗器Rの端子cをbの方向へ移動させて行き、検流計が零を指したとき移動を停止した。このとき、a―c間の距離は4.5cmであった。
実験III:図2に配線を変更したら、電流計の値は50mAであった。
次の問に答えよ。
ただし、各計測器の内部抵抗及び接触抵抗は無視できるものとし、また、すべり抵抗器Rの長さ[cm]と抵抗値[Ω]とは比例するものであるとする。
電池Exの内部抵抗の値[Ω]として、最も近いものを次の( 1 )〜( 5 )のうちから一つ選べ。
実験 I :図1でスイッチSを開いたとき、電流計は200mAを示した。
実験 II:図1でスイッチSを閉じ、すべり抵抗器Rの端子cをbの方向へ移動させて行き、検流計が零を指したとき移動を停止した。このとき、a―c間の距離は4.5cmであった。
実験III:図2に配線を変更したら、電流計の値は50mAであった。
次の問に答えよ。
ただし、各計測器の内部抵抗及び接触抵抗は無視できるものとし、また、すべり抵抗器Rの長さ[cm]と抵抗値[Ω]とは比例するものであるとする。
電池Exの内部抵抗の値[Ω]として、最も近いものを次の( 1 )〜( 5 )のうちから一つ選べ。
- 0.5
- 2
- 3.5
- 4.2
- 6
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
【解説】
まず、Eoを求めます。
次に、ac間の電位差を求めます。
検流計が0とのことなので、上記のac間の電位差がExになります。
最後に、求めたExの値を使って、図2の合成抵抗を求めて、電池の内部抵抗を求めます。
【計算】
1、Eoを求めます。
Eo=RI[V] より
=30*0.2=6[V]
2、ac間の電位差Vacを求めます。
直列回路の分圧比より以下の比が成り立ちます。
4.5[cm]:15[cm]=Vac:6[V]
よって、
Vac=4.5*6/15=1.8[V]=Ex
となります。
3、図2の合成抵抗Roを求めます。
Ro=Ex/I=1.8/0.05=36[Ω]
4、電池の内部抵抗を求めます。
電池の内部抵抗=Ro-R=36-30=6[Ω]
となります。
参考になった数10
この解説の修正を提案する
02
E0=30×0.2=6V
実験Ⅱより、
Ex=6×4.5/15=1.8[V]
となり、Exが1.8Vであることがわかります。
Exの内部抵抗をRxとすると、
1.8=(30+Rx)×0.05
これを解いてRx=6Ω
となります。
参考になった数4
この解説の修正を提案する
03
それぞれの等価回路が示す値を導くことで、導出が可能な問題です。
まず、実験Ⅰの等価回路より、E0=IR=0.2×30=6[V]
次に、実験Ⅱの等価回路より、Ex=6×4.5/15=1.8[V]
最後に、実験Ⅱの等価回路より、Ex=I(R+r)が成り立つため、
各値を代入すると、1.8=0.05×(30+r)
計算すると、r=6[Ω]となります。
こちらが正解です。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
前の問題(問15)へ
平成27年度(2015年)問題一覧
次の問題(問17)へ