第三種電気主任技術者の過去問
平成27年度(2015年)
電力 問25
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問題
第三種 電気主任技術者試験 平成27年度(2015年) 電力 問25 (訂正依頼・報告はこちら)
定格出力10000kWの重油燃焼の汽力発電所がある。この発電所が30日間連続運転し、そのときの重油使用量は1100t、送電端電力量は5000MW·hであった。この汽力発電所のボイラ効率の値[%]として、最も近いものを次の( 1 )〜( 5 )のうちから一つ選べ。
なお、重油の発熱量は44000kJ/kg、タービン室効率は47%、発電機効率は98%、所内率は5%とする。
なお、重油の発熱量は44000kJ/kg、タービン室効率は47%、発電機効率は98%、所内率は5%とする。
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この過去問の解説 (3件)
01
1100[t]×1000[kg換算]×44000[kJ/kg]×0.47[タービン室効率]×0.98[発電機効率]×(1-0.05)[所内率]×η[ボイラ効率]=5000[MW·h]×1000[kw換算]×3600[秒換算]
これをηについて解けば0.85となるので、85%であることがわかります。
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02
【方針】
30日間の総発熱量を求めて、30日間の送電端電力量と比較してボイラー効率を求めます。
このような計算をすることで、当問題では30日という値を使わずに答えを求めることも出来ます。
【計算】
1、30日間の総発熱量を求めます。
30日間の総発熱量=44000[kJ/kg]*1100*10^3[kg]
=4.84*10^10[kJ]
2、上記をMWhに換算します。
1[kWh]=3600[kJ]
1[MWh]=3600*10^3[kJ] より
30日間の総発熱量=4.84*10^10/3600*10^3
= 13444[MWh]
3、ボイラ効率を求めます。
ボイラ効率=5000[MWh]/(13444*0.47*0.98*0.95)
≒0.85
よって、ボイラ効率は85[%]になります。
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03
ボイラ効率=3600*5.26*106/(1100*103*44000)/(0.47*0.98)
=84.9
よって、回答は、85%です。
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