第三種電気主任技術者の過去問
平成27年度(2015年)
電力 問24

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問題

第三種 電気主任技術者試験 平成27年度(2015年) 電力 問24 (訂正依頼・報告はこちら)

汽力発電所における再生サイクル及び再熱サイクルに関する記述として、誤っているものを次の( 1 )〜( 5 )のうちから一つ選べ。
  • 再生サイクルは、タービン内の蒸気の一部を抽出して、ボイラの給水加熱を行う熱サイクルである。
  • 再生サイクルは、復水器で失う熱量が減少するため、熱効率を向上させることができる。
  • 再生サイクルによる熱効率向上効果は、抽出する蒸気の圧力、温度が高いほど大きい。
  • 再熱サイクルは、タービンで膨張した湿り蒸気をボイラの過熱器で加熱し、再びタービンに送って膨張させる熱サイクルである。
  • 再生サイクルと再熱サイクルを組み合わせた再熱再生サイクルは、ほとんどの大容量汽力発電所で採用されている。

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この過去問の解説 (3件)

01

誤っている記述は、4番です。


再熱サイクルは、タービンで膨張した湿り蒸気をボイラの「再熱器」で加熱し、再びタービンに送って膨張させる熱サイクルです。

加熱器は再熱サイクルではありません。ボイラーで発生した飽和蒸気を過熱蒸気にするための装置です。


1、再生サイクルに関する正しい記述です。


2、再生サイクルに関する正しい記述です。


3、再生サイクルに関する正しい記述です。


4、上記の通り、誤った記述です。


5、再熱再生サイクルに関する正しい記述です。

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02

1、2、3、5は正しいです。
再熱サイクルは高圧タービンの排気蒸気を取り出し、再加熱して低圧タービンに戻して再度仕事をさせるタービンのことなので、過熱器ではなく再熱器です。

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03

汽力発電所における再生サイクル及び再熱サイクルに関する、

基本的な問題です。

覚えているかどうかがポイントとなります。

選択肢4. 再熱サイクルは、タービンで膨張した湿り蒸気をボイラの過熱器で加熱し、再びタービンに送って膨張させる熱サイクルである。

再熱サイクルは、タービンで膨張した湿り蒸気をボイラの【×過熱器】で加熱し、というところが誤りです。

正しくは、【再加熱】となります。

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