第三種電気主任技術者の過去問
令和5年度(2023年)上期
理論 問3
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問題
第三種 電気主任技術者試験 令和5年度(2023年)上期 理論 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
磁気回路における磁気抵抗に関する次の記述のうち、誤っているものを次のうちから一つ選べ。
-
- 磁気抵抗は、磁路の断面積に比例する。
- 磁気抵抗は、比透磁率に反比例する。
- 磁気抵抗は、磁路の長さに比例する。
- 磁気抵抗の単位は、[H−1]である。
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この過去問の解説 (2件)
01
磁気抵抗に関する基本的な問題です。
磁気回路は電気回路と同様に解くことができるので、直感的に理解しやすいと思います。
起磁力→起電力
磁束→電流
磁気抵抗→電気抵抗
電気抵抗R=ℓ/σS σ:導電率
磁気抵抗RH=ℓ/μS μ:透磁率
電気回路に置き換えて考えると、電気抵抗=電圧/電流なので、正しいです。
こちらが正答です。
磁束は断面積が大きくなるほど通りやすくなるので、磁気抵抗は磁路の断面積に反比例します。
透磁率とは物質の磁化の強さを表す量です。言い換えると磁束の通りやすさのことで、大きいほど磁束が通るようになります。よって、磁気抵抗は比透磁率に反比例します。
これも電気回路と同様に考えると、導体が長くなるほど電気抵抗は大きくなります。よって、磁気抵抗も磁路の長さに比例します。
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02
以下に解説します。
【誤り】
なぜならば、磁気抵抗は、磁路の断面積に反比例するからです。
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