1級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
午後 ロ 問65

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 午後 ロ 問65 (訂正依頼・報告はこちら)

図に示す利益図表において、ア~ウに当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。
問題文の画像
  • ア:利益  イ:損失  ウ:固定原価
  • ア:利益  イ:損失  ウ:変動原価
  • ア:損失  イ:利益  ウ:固定原価
  • ア:損失  イ:利益  ウ:変動原価

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

アとイは、それぞれ工程が進むに連れて売り上げが伸びて、施工出来高が損益分岐を超えたあとは利益を生み出します。よって、アは損失、イは利益です。

ウは、施工出来高がゼロのときに発生しているので、固定原価です。

固定原価には、事務所を借りる際の家賃や元請け従業員に対して支払う給料などの人件費、保険料などがあります。

また、変動原価には、材料費や下請け労務費、運搬費などがあります。

参考になった数12

02

利益図表に関する問題です。

原価=工事費用 と考えるとわかりやすくなります。

アでは、工事費用が出来高を上回っているため、損失になります。

イでは、工事費用が出来高を下回っているため、利益になります。

ウは、出来高に関係しない費用なので、固定原価になります。

選択肢1. ア:利益  イ:損失  ウ:固定原価

✕ 誤りです。

選択肢2. ア:利益  イ:損失  ウ:変動原価

✕ 誤りです。

選択肢3. ア:損失  イ:利益  ウ:固定原価

〇 正しいです。

選択肢4. ア:損失  イ:利益  ウ:変動原価

✕ 誤りです。

まとめ

固定原価には、現場事務所経費や、元請監督員の給与などがあります。

変動原価には、材料費や労務費などがあります。

参考になった数3

03

利益図表の問題です。

費用には、固定費と変動費があります。

図の ウ に当たる部分が固定原価で、一定です。固定原価から上位の部分は変動原価で、損益分岐をどうするかで変わってきます。

図の x 軸は施工出来高で支出に当たり、 y 軸は工事総原価で、固定費に変動費を加えた値で、売上・費用・利益・損失の合算した費用になります。

図で x = y 直線は、常に 収入と支出が同じの状態で、利益も損失もありません。

しかし、工事では、固定費が常に掛かり、それに変動費が加わるために、 x と y との関係は、図の原価曲線で、

y = A + a x

という線図で表され、総原価を表します。ここで、A は、固定原価、a x は変動原価です。

x = y と y = A + a x を比べると、

x が左側のときは、y = A + a xの方が多く、損失を表します。

逆に、x が右側のときは、y = A + a xの方が少なく、利益を表します。

x = y と y = A + a x の直線が交わる点が、損益分岐点で、分岐点より左側は損失、分岐点より右側は利益となります。

以上から、

ア:損失、 イ:利益、 ウ:固定原価

となります。

選択肢1. ア:利益  イ:損失  ウ:固定原価

× 誤りです。

選択肢2. ア:利益  イ:損失  ウ:変動原価

× 誤りです。

選択肢3. ア:損失  イ:利益  ウ:固定原価

〇 正解です。

選択肢4. ア:損失  イ:利益  ウ:変動原価

× 誤りです。

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