1級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
午後 ロ 問67
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 午後 ロ 問67 (訂正依頼・報告はこちら)
事務室における照度測定方法に関する記述として、「日本産業規格(JIS)」上、誤っているものはどれか。
- 机等がなく特に指定がなかったので、床上80cmの位置を測定面とした。
- 基準・規定の適合性評価などにおける、照度値の信頼性が要求される照度測定なので、一般形A級照度計を使用した。
- 測定対象以外の外光の影響があったので、その影響を除外して照度測定を行った。
- 放電灯は30分間点灯させたのち照度測定を開始した。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は2です。
JIS 規格によると照度計の階級がは以下の4段階に分類されています。
1 一般形精密級照度計 精密測光、光学実験などの研究室レベルで要求される高精度の照度測定に用います。
2 一般形AA級照度計 基準・規定の適合性評価などにおける、照度値の信頼性が要求される照明の場での照度測定に用います。
3 一般形A級照度計 実用的な照度値が要求される照度測定に用います。
4 特殊形照度測定器 特定システムの一部であるような照度測定器(測光器)、LEDなどの特殊光源を測定する照度測定器など特定の性能項目に特化され、一般照度計とは区別される照度測定器です。
よって、問題文は、A級照度計でなく、AA級照度計が正しいです。
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02
事務室における照度測定方法に関する問題です。
〇 正しいです。
✕ 誤りです。
照度計は以下の4種類があります。
1 一般形精密級照度計 精密測光、光学実験などの研究室レベルで要求される高精度の照度測定に用います。
2 一般形AA級照度計 基準・規定の適合性評価などにおける、照度値の信頼性が要求される照明の場での照度測定に用います。
3 一般形A級照度計 実用的な照度値が要求される照度測定に用います。
4 特殊形照度測定器 特定システムの一部であるような照度測定器(測光器)、LEDなどの特殊光源を測定する照度測定器など特定の性能項目に特化され、一般照度計とは区別される照度測定器です。
照度値の信頼性が要求される照度測定には、AA級を使用します。
〇 正しいです。
夜間など、昼光の影響を避け、照度測定を行う場合があります。
〇 正しいです。
放電灯は、照度が安定するまでに時間を要するため、
30分間点灯させたのち照度測定を開始します。
事務室の労働環境のチェックなどでは、A級でも充分でしょう。
また、LED照明だと照度が正確に測れない機種もあるので、注意が必要です。
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03
「日本産業規格(JIS)」(JIS Z 7612)上、事務室における照度測定方法に関する問題です。
〇 正しいです。
照度測定面の高さは、特に指定がない場合は、床上 80±5 cm です。
なお、作業台などが有る場合は、その上面から、 5 cm以内の仮想面の高さです。
和室では、畳上 40±5 cmで、廊下や屋外では、床面や地面から 15 cm以下です。
× 誤りです。
重要な照度測定には、JIS C 1609に規定する AA 級を使用します。
また、取引・照明に用いる場合が、計量法の検定に合格したものを使用します。
AA 級照度計は、基準・規定の適合性評価など信頼性の要求されるとき使用します。
A級は、実用的な照度地が要求される場合に使用します。(JIS C 1609)
したがって、照度値の信頼性が要求される照度測定ですので、「一般形A級照度計を使用」は誤りです。
〇 正しいです。
測定対象以外の昼光などの外光の影響がある場合には、その影響を除外して測定します。
〇 正しいです。
測定開始前は、原則として電球は5分間、放電灯は30分間点灯しておきます。
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