FP3級の過去問 2015年5月 実技 問67

正解は　２　です。

「 延べ面積（床面積の合計）の最高限度 」を求めるには、
　　　延べ面積の最高限度 = 敷地面積 × 容積率
で求めます。
しかし、ここで注意したいのは「 前面道路の幅員による容積率の制限 」があることです。これは、敷地の前面道路の幅が「 12m 」未満の場合、
　　(1)指定容積率
　　(2)道路の幅員 × 法定乗数　　のうち、
いずれか「 小さい 」ほうが限度となるというものです。この問題の場合、
　　(1)指定容積率 = 400％
　　(2)道路の幅員(5m)× 法定乗数(6/10) × 100 = 300％
で、(2)のほうが小さいですのでこちらの容積率を用いて計算します。

　→　延べ面積の最高限度 = 敷地面積(200㎡）× 容積率(300％) = 600㎡　で 2 が正解です。

2．600㎡が正解です。

この土地に建築物を建築する場合の延べ面積の最高限度を求めるには、容積率を使います。
指定容積率は、400％です。

前面道路の幅員が5ｍで、12ｍ未満のため容積率の制限を受けます。
前面道路の幅員に対する法定乗数は6/10です。

5ｍ×6/10×100=300(％)

ここで求めた容積率と指定容積率のいずれか小さいほうが基準容積率となります。(ここでは300％)

よって200㎡×300％=600(㎡)
となります。

この土地に建築物を建築する場合の延べ面積の最高限度を求めるには、容積率を用います。市道の幅が5ｍで12ｍ未満のため、容積率の制限を受けます。よって、5ｍ×6/10×100=300％＜400％となります。そのため、200㎡×300％=600㎡が延べ面積の最高限度額となります。