FP3級の過去問 2015年1月 実技 問68

正解は　１　です。

荒木真司さんが「 交通事故で死亡（即死）した場合 」に支払われる「 死亡保険金 」と＜資料＞の ◆ご契約内容 に書かれている内容とを照らし合わせて計算します。

・終身保険金額（主契約保険金額）500万円　①
　→ 主契約ですので、支払われます。

・定期保険特約保険金額　1,500万円　②
　→ 主契約である「 終身保険 」に特約として「 定期保険 」が付加されているということです。支払い対象です。

・特定疾病保障定期保険保険金額　300万円　③
　→「 特定疾病保障（ 被保険者が、ガン・脳卒中・急性心筋梗塞に罹患し、所定の状態になった場合に生前に死亡保険金と同額の保険金が支払われる。）」の付いた「 定期保険 」が主契約に付加されているということです。問題文には、『 真司さんはこれまでに＜資料＞の保険から保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。』とありますので、② の定期保険とは別に「 死亡保険金 」として受け取ることが出来ます。よって、支払い対象です。

・傷害特約保険金額　100万円　④
　→ 病気ではなく、不慮の事故で180日以内に死亡した場合に災害死亡保険金が支払われる特約が主契約に付加されています。真司さんは「 交通事故 」で即死していますので、支払い対象です。

したがって、合計で ① + ② + ③ + ④ = 2,400万円 が支払われることとなり、1 が正解です。

正解【1】

2,400万円の内容は以下の通りです。

【主契約】
終身保険金額 500万円

【特約（期間10年となっているので対象）】
定期保険特約保険金 1,500万円

特定疾病保障定期保険特約保険金額 300万円
（疾病とありますが、疾病以外でも支払われるのが一般的）

傷害保険特約保険金額 100万円
（事故による死亡なので支払われる）


なお、即死とあるので各入院特約は受給できません。

1. 2,400万円です。
内訳は、
終身保険金額 500万円
定期保険特約保険金 1,500万円
特定疾病保障定期保険特約保険金額 300万円
傷害保険特約保険金額 100万円 です。

特定疾病保障定期保険特約は、一般に、特定疾病以外の原因で死亡した場合も保険金は支払われます。