FP3級の過去問
2014年9月
実技 問78

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問題

FP3級試験 2014年9月 実技 問78 (訂正依頼・報告はこちら)

定年退職時には、久雄さんに対して勤務先から退職一時金として2,300万円が支給される見込みである。所得税における退職所得に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、久雄さんの勤続年数は38年とし、障害者になったことに基因する退職ではないものとする。
<設例>

問題文の画像
  • (ア)分離課税   (イ)240万円
  • (ア)分離課税   (イ)120万円
  • (ア)総合課税   (イ)120万円

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

・退職所得は「分離課税」となります。

・(イ)の金額
退職所得控除額の金額
800万円+70万円×(38年ー20年)=2,060万円

退職所得の金額
(2,300万円ー2,060万円)×1/2=120万円

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02

正解【2】

(ア)
退職所得は山林所得・土地建物等の譲渡所得などと同じく分離課税になります。

(イ)
退職所得の算出式は
・(収入-退職所得控除)×2分の1 ……①

設問で退職所得控除額の計算式は示されている為、

・800万円+70万円 ×( 38年 - 20年 )= 2,060万円

となるので、控除額を①の算出式に当てはめ、

・2,300万円-2,060万円×2分の1=120万円

となり、正解は【2】です。

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03

正解は 2 です。

・ 退職所得は所得税の分類において、(ア 分離課税 )に該当します。

・( イ )について

<参考:退職所得控除額の求め方>を用いて「 退職所得控除額 」を算出します。

問題文中に「 久雄さんの勤続年数は38年 」とありますので、「 勤続年数 」の欄の「 20年超 」にある計算式で求めます。

→ 退職所得控除額 = 800万円 + 70万円 ×( 38年 - 20年 )= 2,060万円

  退職所得 =( 収入金額 - 退職所得控除額 ) × 1/2
→      ( 2,300万円 - 2,060万円 ) × 1/2 =(イ 120万円 )

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