問題
<設例>
年金の繰上げについてです。
適切。
老齢基礎年金の支給開始年齢は原則65歳です。
適切。
不適切なので正解。
老齢基礎年金を繰上げ受給する場合、一ヶ月につき0.4%減額されます。
繰下げ支給申請により、受給開始を先延ばしすることができます。
その場合、年金額が繰下げ1ヶ月につき0.7%増額されます。
※年金制度改正(令和4年4月1日施行)により
繰上げ減額率に変更がありました。
改正前:0.5% 改正後:0.4%
https://www.nenkin.go.jp/service/riyoushabetsu/cooperator/nenkiniin/1.files/3-8.pdf
以下、選択肢ごとに解説します。
【正】
65歳になり支給が始まってからでは繰上げ支給はできません。そのため繰上げ支給を申請できるのは60歳~65歳に到達するまでの間、となります。
【正】
65歳になったら減額分がなくなる、ということはなく、65歳以降も減額された額を受給し続けることなります。
【誤】
「0.7%」の部分が誤りで、正しくは「0.4%」の減額率となります。
※年金制度改正(令和4年4月1日施行)により
繰上げ減額率に変更がありました。
改正前:0.5% 改正後:0.4%
https://www.nenkin.go.jp/service/riyoushabetsu/cooperator/nenkiniin/1.files/3-8.pdf
この問題は、最も不適切なものを選ぶ問題です。
こちらが正解です。
老齢基礎年金を繰り上げて受給した場合の年金額の減額率は、繰上げ月数1月当たり「0.4%」とされています。したがって、文中の「0.7%」という部分は誤りです。
ちなみに、この「0.7%」というのは、老齢基礎年金を「繰り下げて」受給した場合の年金額の増額率です。繰下げ月数1月当たりの割合です。
※年金制度改正(令和4年4月1日施行)により
繰上げ減額率に変更がありました。
改正前:0.5% 改正後:0.4%
https://www.nenkin.go.jp/service/riyoushabetsu/cooperator/nenkiniin/1.files/3-8.pdf