FP3級の過去問
2014年1月
実技 問78
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問題
FP3級試験 2014年1月 実技 問78 (訂正依頼・報告はこちら)
広樹さんの父親の英昭さんは、平成26年3月末に勤務先を定年退職する予定であり、定年退職時には退職一時金として2,200万円が支給される見込みである。この場合の退職所得の金額(計算式を含む)として、正しいものはどれか。なお、英昭さんの勤続年数は38年とし、障害者になったことに基因する退職ではないものとする。
<設例>
<設例>
- 2,200万円-2,060万円=140万円
- (2,200万円-2,060万円)×1/2=70万円
- (2,200万円-2,060万円-80万円)×1/2=30万円
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この過去問の解説 (3件)
01
英昭さんの退職所得の金額を求めるにあたり、< 参考:退職所得控除額の求め方 >を使って、退職所得控除額を計算します。問題文中に「 英昭さんの勤続年数は38年 」とありますから、「 勤続年数 20年超 」にある計算式を用います。
→ 退職所得控除額 = 800万円 + 70万円 ×( 勤続年数 - 20年 )
= 800万円 + 70万円 ×( 38年 - 20年 )= 2,060万円
「 退職所得 」は次の計算式で求めます。
退職所得 =( 退職による収入金額 - 退職所得控除額 )× 1/2
問題文によると、英昭さんの退職一時金は「 2,200万円 」ですから、したがって、
→ ( 2,200万円 - 2,060万円 )× 1/2 = 70万円 が正解です。
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02
退職金にかかる税金を求める問題です。退職所得控除額の求め方を参考に、まず退職所得控除額の金額を計算します。勤続年数が38年なので、勤続年数20年超を使って計算します。
→ 800万円 +70万円 ×(38年 -20年 )
= 2,060万円(退職所得控除額)
次に、課税退職所得金額を計算します。課税退職所得の計算方法は、退職金から計算した退職所得控除額を引いて、1/2した金額になります。
→ 退職金(2,200万) - 退職所得控除額(2,060万 )× 1/2 = 70万円
したがって、答えは70万円です。
実際はこの後に、課税退職所得金額を基に所得税を計算します。
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03
退職所得の金額は
(収入金額-退職所得控除額)×1/2 で求められます。
退職所得控除額を計算するために、勤続年数38年の広瀬さんは20年超の計算式を使います。勤続年数をあてはめて求めます。
800万円 + 70万円 ×( 38年 - 20年 )= 2,060万円(退職所得控除額)
次に、退職所得を求めるための計算式にあてはめます。退職一時金は2,200万円ですから、それが収入金額となります。
(2,200万円 - 2,060万円 )× 1/2 = 70万円
選択肢2が正解です。
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