FP3級の過去問
2016年1月
実技 問64

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問題

FP3級試験 2016年1月 実技 問64 (訂正依頼・報告はこちら)

下記<資料>に基づく株式の評価尺度に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
問題文の画像
  • 配当利回りは、「50円÷2,500円×100=2.0(%)」である。
  • 株価収益率(PER)は、「2,500円÷90円≒27.8(倍)」である。
  • 株価純資産倍率(PBR)は、「2,000円÷2,500円=0.8(倍)」である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。
株価収益率(PER)と株価純資産倍率(PBR)はともに
株価÷1株あたりの純利益or純資産
で求めることができます。
分母と分子を逆に覚えないよう注意しましょう。

配当利回りは1株当たりの配当金÷株価
なので、区別して覚えることが重要です。

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02

3 . 株価純資産倍率(PBR)は、「2,000円÷2,500円=0.8(倍)」である

・配当利回り(投資した金額に対しての配当金の割合を示します)

    1株当たりの配当金
  = ---------- ×100
       株価           


・PER(純利益に対し株価が何倍であるかを示します)

         株価
  =  -----------
     1株当たりの当期純利益

  
・PBR(純資産に対し株価が何倍であるかを示します)

         株価
  =  ----------
      1株当たりの純資産

そのため、3.の正しい数値は 2,500円÷2,000円=1.25倍 となります。

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03

正解は3です。

『配当利回り』は株価に対する年間配当金の割合を示す指標です。つまり、1株あたりの年間配当金を株価で割ることで求められます。
配当利回り
= 1株当たりの年間配当金 ÷ 株価
= 50 ÷ 2500
= 0.02
つまり 2.0%  となります。

『株価収益率(PER)』とは株価を1株あたりの利益で割ることで求められる投資基準の1つとされる指標です。このPERが高ければ、その株は割高と判断され、低ければ割安と判断されます。
株価収益率(PER)
= 株価 ÷ 1株当たりの利益
= 2500 ÷ 90
≒ 27.8 (倍)  となります。

『株価純資産倍率(PBR)』とは株価を1株あたりの純資産で割ることで求められる投資基準の1つとされる経営の健全化を表す指標です。このPBRが高ければ、その株は自己資本に比べて割高と判断され、低ければ自己資本に比べて割安と判断されます。
株価純資産倍率(PBR)
= 株価 ÷ 1株当たりの純資産
= 2500 ÷ 2000
≒ 1.25 (倍)  となります。

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