FP3級の過去問
2016年5月
実技 問79
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問題
FP3級試験 2016年5月 実技 問79 (訂正依頼・報告はこちら)
徹也さんの公的年金加入歴は下記のとおりである。仮に、徹也さんが現時点(31歳)で死亡した場合、徹也さんの死亡時点において妻の杏奈さんに支給される公的年金の遺族給付に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、徹也さんは、入社時(25歳で入社)から死亡時まで厚生年金保険に加入しているものとし、遺族給付における生計維持要件は満たされているものとする。
- 遺族厚生年金が支給され、中高齢寡婦加算額が加算される。
- 遺族厚生年金と寡婦年金が支給される。
- 遺族基礎年金と遺族厚生年金が支給される。
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この過去問の解説 (3件)
01
遺族基礎年金は、「子」や「子のある配偶者」が支給対象です。
配偶者の場合は生計維持関係にあり、子どもと同一生計であることが条件です。
子の場合は生計維持関係にあり、18歳未満(18歳到達年度末まで可)、または20歳未満で障害あり。かつ、結婚していないが条件です。
遺族厚生年金は、厚生年金保険の被保険者が死亡した場合、生計を維持されていた配偶者および子、父母、孫、祖父母(支給順位順)に、支給されます。
よって、遺族基礎年金と遺族厚生年金の支給要件が該当します。
中高齢寡婦加算額は、妻が40歳以上65歳未満の一定要件を満たした妻に支給されます。よって、問題文には支給要件は該当しません。
寡婦年金は、夫が年金を受給せずに死亡した場合、婚姻期間が10年以上ある妻に、60歳から老齢基礎年金の支給開始年齢まで支給されます。よって、問題文には支給要件は該当しません。
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02
中高齢寡婦加算は夫が死亡時40歳以上で子のない妻に支給されるものなので、誤った記述です。
寡婦年金とは夫が老齢年金を受け取る前に死亡した場合、それまで支払った保険料が婚姻期間が10年以上ある妻に対して支給される年金です。
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03
寡婦年金は婚姻期間10年以上の子のない配偶者に支給されます。
中高齢寡婦加算は夫が死亡時40歳以上で子のない妻に支給されます。
上記に該当しないため、3が正解です。
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