FP3級の過去問
2017年5月
学科 問42

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問題

FP3級試験 2017年5月 学科 問42 (訂正依頼・報告はこちら)

追加型株式投資信託を基準価額1万1,000円で1万口購入した後、最初の決算時に1万口当たり500円の収益分配金が支払われ、分配落ち後の基準価額が1万800円となった場合、その収益分配金のうち、普通分配金は( ① )であり、元本払戻金( 特別分配金 )は( ② )である。
  • ① 300円  ② 200円
  • ① 200円  ② 300円
  • ① 0円   ② 500円

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

普通分配金は基準価格を上回る部分において支払われる分配金で、課税の対象となります。

特別分配金は基準価格を下回る部分において支払われる分配金で、非課税とされています。

今回は、配当後の金額が10,800円となるため、特別分配金は「11,000-10,800=②200円」となります。

普通分配金は、分配金500円から特別分配金を控除した「①300円」となります。

よって、①300、②200となる1が正解です。

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02

【正解 1】

投資信託の収益分配金は上場株式と同じように課税されるのが原則です。

ただし分配金の支払いによって基準価格が下回った部分においては元本の払い戻し金とみなされ課税はされません。課税される部分を「普通分配金」課税されない部分を「特別分配金」と呼びます。

この問題の場合、分配後基準価格が1万1000円から1万800円と200円下がっています。分配金500円のうち200円低下分は特別分配金として課税されず、残りの300円は普通分配金として課税対象になります。

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03

普通分配金は運用収益から支払われる分配金で、元本払戻金( 特別分配金 )は元本が戻ってきた部分の分配金です。

元本払戻金( 特別分配金 )は11,000円-10,800円=200円

収益分配金500円のうち200円が元本になりますので、普通分配金は500円-200円=300円になります。

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