FP3級の過去問 2018年9月 学科 問43

正解は1です。

株価収益率（PER）は以下の式で表せます。

　株価収益率 ＝ 株価 ÷ 1株当たりの純利益

1株当たりの純利益が大きいほど株価収益率は低くなるため、低い方が割安と判断されます。

配当利回り(％)は以下の式で表せます。

　配当利回り ＝ 1株当たりの配当金 ÷ 株価 × 100

1株当たりの配当金が高いほど配当利回りは大きくなります。

・設問の抜粋
「PER」(株価収益率)の計算には、
株価と(純)利益のデータが必要です。

「配当利回り」の計算には、
株価と配当金のデータが必要です。

・「PER」の計算
PER（株価収益率）は、｢株価÷１株当たり当期純利益｣で、計算します。株価を１株当たり当期純利益で割ることで、求めることができます。なお、当期純利益は、単に純利益と呼ぶこともあります。
X社の株価　400円
1株あたり純利益　40円
「400円÷40円」＝10倍

・「配当利回り」の計算
配当利回り（％）は、「１株当たり年間配当金÷株価×１００」で、計算します。
X社の株価　400円
1株あたり配当金　20円
「(20円÷400円)×100」＝5％

株価収益率（ PER ）、配当利回りは以下の算式により算出されます。

株価収益率（PER）＝ 株価 ÷ 1株当たり純利益
配当利回り＝1株当たり配当金 ÷ 株価 × 100

本問のケースでは、株価収益率（ PER ）と配当利回りは、下記のとおり求めることができます。

株価収益率（PER）＝400円 ÷ 40円＝10（倍）
配当利回り＝20円 ÷ 400円 × 100＝5（%）

よって、正解は1です。