FP3級の過去問
2018年9月
学科 問59
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問題
FP3級試験 2018年9月 学科 問59 (訂正依頼・報告はこちら)
下記の〈親族関係図〉において、Aさんの相続における相続税額の計算上、遺産に係る基礎控除額は( )である。なお、二男は相続の放棄をするものとする。
- 4,800万円
- 5,400万円
- 8,000万円
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この過去問の解説 (3件)
01
遺産に係る基礎控除額は以下の式で計算します。
遺産に係る基礎控除額 = 3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数
相続税の計算上は相続を放棄していても控除額には含まれるので、今回の法定相続人は妻と子を合わせて4人なので
遺産に係る基礎控除額 = 3,000万円 + 600万円 × 4 =5,400万円
となります。
尚、法定相続分や遺留分の計算においては、相続を放棄した人は初めから相続人でなかったものとされます。
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02
3000万円+600万円×法定相続人の数
ここで、法定相続人の数には、相続放棄をした者も含めて計算します。したがって、本問における法定相続人の数は妻、長男、二男、三男の4名であり、基礎控除額は以下のとおり5400万円となります。
3000万円+600万円×4名=5400万円
よって、正解は2です。
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03
相続の放棄があった場合には、
その放棄がなかったものとしてカウントします。
本来相続権がある人、
つまり、相続の放棄をした人も含めてカウントします。
「遺産に関する基礎控除額」は、
「3000万円+(600万円×法定相続人の数)」で、
計算します。
・設問の抜粋
親族図より、「民法上の相続人」の判定を行います。
(親族図の該当する人に、〇をつけます)
被相続人×
・被相続人の妻 〇
・被相続人の子(長男)〇
・被相続人の子(二男)〇
(相続の放棄がある場合、放棄がないものとします)
・被相続人の子(三男)〇
「法定相続人の数」は、4人です。
・「遺産に係る(関する)基礎控除額」の計算
「3000万円+600万円×4人」
=5400万円
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