FP3級の過去問
2018年9月
実技 問70

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問題

FP3級試験 2018年9月 実技 問70 (訂正依頼・報告はこちら)

長谷川隆一さんが契約している自動車保険の主な内容は、下記<資料>のとおりである。次の記述のうち、<資料>の保険の補償の対象となるものはどれか。なお、いずれも保険期間中に損害が発生したものであり、運転者は隆一さんである。また、記載のない事項については一切考慮しないこととする。
問題文の画像
  • 自動車を駐車場に駐車する際に、誘導中の母親に誤って車が接触し、ケガをさせた。
  • 自動車を自宅車庫に入れる際に、誤って車庫の壁に衝突し、壁を損壊した。
  • 自動車を運転中に、交差点で他の自動車と衝突し、隆一さんが重傷を負った。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

1) 対人賠償保険は他人(自身や家族以外)を死傷させて賠償責任を負った場合、自賠責保険での不足額を補償するため不正解です。

2) 対物賠償保険は他人(自身や家族以外)の財物に与えた損害により賠償責任を負った場合に保険金が支払われるため、不正解です。

3) 人身傷害補償保険は、被保険者が自動車事故で死傷または後遺障害を負った場合、保険金額を限度として治療費などの損害額が支払われる保険商品です。
今回は被保険者である隆一さんが交通事故で障害を負っているので、人身傷害補償から保険金が支払われるため正解です。

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02

1、
「対人賠償保険」は、自賠責保険からの保険金を超える部分をカバーする保険です。

「対人賠償保険」は、原則として、自動車事故で「他人」(歩行中の人・相手の車に搭乗中の人・自分の車に搭乗中の人など)を死傷させた場合に補償されますが、
被害者がご自身または近親者「いわゆる家族(父母・配偶者・子)」であるときは補償されません。

2、
「対物賠償保険」は、原則として、自動車事故で「他人」の物に対して損害を与えた場合に補償されますが、
ご自身または近親者「いわゆる家族(父母・配偶者・子)」の物であるときは補償されません。

3、
「人身傷害(補償)保険」は、被保険者(家族ぐるみ)の被害に重点を置いている保険です。

「人身傷害(補償)保険」は、被保険者が被保険自動車に搭乗中や、他の乗り物に乗車中・歩行中などに、原則として、自動車事故で死傷・後遺障害になったときに、
被保険者が加害者であるか被害者であるかを問わないで(自分の過失かどうかを問わないで)、
保険金額を限度として、損害額を受け取ることができる保険です。

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03

正解は3です。

1. 対人賠償保険は、他人を死傷させた場合において、自賠責保険で補償される金額を超える部分を補填するものです。対人賠償保険では被害者が本人、配偶者、父母、子の場合は保険金は支払われないため、本肢のケースは補償の対象外です。

2. 対物賠償保険は、他人の物に損害を与えた場合に、その損害額を補填するものです。本人、配偶者、父母、子の財物は補償されないため本肢のケースは補償の対象外です。

3. 人身傷害補償保険は、被保険者が自動車事故で死傷したり、後遺障害を負った場合に、保険金額を限度として治療費などの損害額の全額が支払われるものです。本肢のケースでは、被保険者である隆一さんが重傷を負っているので、人身傷害補償保険から保険金が支払われます。

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