FP3級の過去問
2021年1月
学科 問13

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問題

FP3級試験 2021年1月 学科 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

債券の発行体である企業の信用度が低下し、格付が引き下げられた場合、一般に、その債券の価格は下落し、利回りも低下する。

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この過去問の解説 (3件)

01

企業の信用度が低下し、格付が引き下げられた場合、倒産リスクが高くなったということです。倒産リスクのある債権を持っているのは危険と考えて、債権を売る人が増えます。売る人が増えると、需要と供給の関係で、その債権の価格が下落します。しかし、債券価格は下がっても、受け取る金利は一定なので、結果的に利息が増え、利回りも上昇することになります。

よって、企業の格付が引き下げられた場合、その債権の価格は下落し、利回りは上昇します。

正解は「2」です。

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02

不適切です。

債券価格と利回りは、需要と供給の関係で相反します。つまり、債券価格が下落すれば利回りが上昇し、債券価格が上昇すれば利回りが低下します。

例えば、

信用度が低下した債券の価値は低下するため価格は下落します。
信用度が低下し価値が下落した債券は、高い金利をつけて債券の魅力を保たなければなりません。

逆に信用度が上昇した債券の価値は高くなります。
信用度が上昇し価値が高くなった債券は、低い金利でも信用力がカバーし債券の魅力が保たれます。

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03

正解は「2」です。


債権は借用証書の一種なので、発行体の企業の倒産により、デフォルト(債務不履行)となるリスクがあります。これを「信用リスク」といいます。
一般の投資家には信用リスクを判断することが難しいため、格付け会社とよばれる専門の会社が、簡単な記号を用いて格付けし、公表しています。一般にBBB以上が「投資適格債」、BB以下が「投資不適格債」です。


格付けが引き下げられた場合は、人気がなくなり債券価格が下落し、利回りは高くなります。

債権のリスクには「信用リスク」のほか、「金利変動リスク」「カントリーリスク」「流動性リスク」などがあります。

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