FP3級の過去問
2021年1月
実技 問70

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問題

FP3級試験 2021年1月 実技 問70 (訂正依頼・報告はこちら)

西山聡さんが契約している自動車保険の主な内容は、下記<資料>のとおりである。<資料>に基づく次の記述のうち、自動車保険による補償の対象とならないものはどれか。なお、いずれも保険期間中に発生したものであり、運転者は聡さんである。また、記載のない事項については一切考慮しないこととする。

<資料>
保険種類  :自動車保険
保険期間  :1年
保険契約者 :西山聡
記名被保険者:西山聡
対人賠償  :無制限
対物賠償  :無制限(免責金額なし)
車両保険  :一般条件180万円
問題文の画像
  • 被保険自動車を運転中に、横断歩道の歩行者に接触し、ケガを負わせた場合の損害賠償。
  • 被保険自動車を運転中に、単独事故を起こし、車体が損傷した場合の修理費用。
  • 被保険自動車を駐車場に駐車する際に、誘導中の妻に誤って車が接触し、ケガを負わせた場合の治療費用。

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この過去問の解説 (3件)

01

自動車保険には強制加入の自賠責保険と任意加入の自動車保険があります。


任意加入の自動車保険において、


対人賠償保険は、他人(親・子・配偶者は含まれない)を死傷させた場合に自賠責保険の支払いを超える部分を補償するものです。


対物賠償保険は、他人(親・子・配偶者は含まれない)の物に損害を与えた場合の補償です。


人身傷害補償保険は、過失割合を問わず自分の死傷に対する補償です。


車両保険は、自分の車が損害を受けた場合の補償です。

ただし、一般的に地震、噴火、津波による損害は対象外です。


選択肢1は、対人賠償の補償対象です。


選択肢2は、車両保険の補償対象です。


選択肢3は、対人賠償における「他人」に親・子・配偶者は含まれないため、妻に怪我を負わせた場合は補償対象外です。


よって正解は3となります。

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02

正解は「3」です。

対人賠償保険は、自動車事故で他人を死傷させたときに、加害者の過失の有無にかかわらず、自賠責保険の支払額を超える部分について保険金が支払われます。ただし、父母、配偶者、子の損害は補償しません。

車両保険は、被保険者の自動車が衝突、接触、物の飛来・落下、転覆、墜落、火災、盗難、台風、洪水などの偶然の事故によって損害を受けた場合に保険金が支払われます。なお、地震、噴火、津波による損害は対象外です。

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03

1.歩行者(他人)にケガを負わせることは対人賠償の内容となるため、補償の対象となります。

2.車両保険には一般型とエコノミー型があり、単独事故の補償対象は一般型のみとなります。

問題では、「車両保険:一般条件」(=一般型)となっているため、補償対象となります。

3.人にケガを負わせた場合も対人賠償の内容となります。

ただし、対人賠償は他人を死傷させた場合に補償とするもので、運転者自身や家族の死傷は対象外です。

よって、正解(対象とならないもの)は「3」です。

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