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FP3級の過去問 2021年1月 実技 問78

問題

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将大さんは、60歳で定年を迎えた後、公的年金の支給が始まる65歳までの5年間の生活資金に退職一時金の一部を充てようと考えている。仮に退職一時金のうち700万円を年利1.0%で複利運用しながら5年間で均等に取り崩すこととした場合、年間で取り崩すことができる最大金額として、正しいものはどれか。なお、下記<資料>の3つの係数の中から最も適切な係数を選択して計算し、解答に当たっては、万円未満を切り捨てること。また、税金や記載のない事項については一切考慮しないこととする。

<設例>
問題文の画像
   1 .
133万円
   2 .
137万円
   3 .
144万円
( FP3級試験 2021年1月 実技 問78 )
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この過去問の解説 (3件)

9

現在の元金から将来の元金取り崩し額を求める時は、「資本回収係数」を用います。

問題の例では、退職一時金700万円を年利1%で複利運用しながら5年間で取り崩すので、元金700万円に、資料で与えられている年利1%、期間5年の係数早見表の資本回収係数(0.20604)を乗じると答えとなります。


計算すると、

元金700万円 × 資本回収係数 0.20604 ≒ 144万円

よって、3が正解です。


係数の問題が出た場合は、「終価係数」「現価係数」「年金終価係数」「減債基金係数」「資本回収係数」「年金現価係数」の6つの係数を、どういった場面で使うかを理解していれば、あとは与えられている資料に基づき係数を乗じるだけで答えが出ます。


終価係数:今ある元本から、将来いくらになるかを求める。

現価係数:目標金額を達成するために、今、元本がいくら必要かを求める。


年金終価係数:毎年の積立金額から、将来の元利合計を求める。

減債基金係数:目標金額を達成するために必要な、毎年の積立金額を求める。


資本回収係数:現在の元金から、将来の元利取崩額を求める。(年間返済額)

年金現価係数:将来の元利取崩額から、現在の元金を求める。

覚え方はいろいろありますが、図を書いてごろ合わせで覚えたり、終価係数↔︎現価係数、年金終価係数↔︎減債基金係数、資本回収係数↔︎年金現価係数といった風に、相反するものをセットで覚えたりすると理解しやすいです。

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1

正解は「3」です。

複利で運用する手持ち資金を一定期間で取り崩していく場合、毎年いくら受け取れるかを求めるには「資本回収係数」を用います。

将大さんの場合に当てはめますと、

700万円を年利1.0%で複利運用しながら5年間で取り崩すのですから、

700万円 × 0.20604(資本回収係数) = 1,442,280円 →144万円 (万円未満切り捨て)

となります。

なお、資本回収係数は、借入金から毎年の返済額を求めるときにも利用する係数です。

(参考)

「減債基金係数」は、複利運用しながら目標金額を貯めるために、毎年どれだけ積み立てればよいかを求める係数です。

「現価係数」は、将来の目標金額を複利運用で得るためには、現在いくらの元本が必要かを求める係数です。

0

・減債基金係数とは、目標金額を将来得るために、「毎年いくら積立てて」複利運用すれよいかを計算するための係数です。

・現価係数とは、目標金額を将来得るために、「いくらの元本」を複利運用すればよいかを計算するための係数です。

・資本回収係数とは、元本を複利運用しながら一定金額を切り崩す場合に、「いくらずつ受取れるか」を計算するための係数です。

問題のケースでは「資本回収係数」を用いて計算するため、

 700万円 × 0.20604 ≒ 144万円(万円未満切り捨て)

となります。

よって、正解は「3」です。

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