FP3級の過去問
2021年5月
学科 問40

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問題

FP3級試験 2021年5月 学科 問40 (訂正依頼・報告はこちら)

レストランを経営する企業が、火災により店舗が全焼し、休業した場合の利益損失を補償する保険として、(   )がある。
  • 労働災害総合保険
  • 企業費用・利益総合保険
  • 施設所有(管理)者賠償責任保険

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この過去問の解説 (3件)

01

「企業費用・利益総合保険」は、企業が営業・製造を行っている設備や機械等が偶然の事故(火災、落雷、爆発、電気・ガスの供給停止等)により損害を被った場合に、休業損失・利益損失を補償する保険です。

「労働災害総合保険」は、政府労災保険に上乗せ補填する「法定外補償保険」と、従業員に対する損害賠償を補償する「使用者賠償責任保険」を組み合わせたものです。

「施設所有(管理)者賠償責任保険」は施設の欠陥や管理の不備による事故などで他人に損害を与えたときに、施設所有者等が負う損害賠償を補償する保険です。

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02

選択肢「1」の労働災害総合保険は、従業員の労働災害に対して企業が「政府労災保険」の上乗せの補償を行うものです。


選択肢「2」の企業費用・利益総合保険は、不慮の事故、災害等による企業の利益損失に対する補償を行うものであり、本選択肢が正解です。


選択肢「3」の施設所有(管理)者賠償責任保険は、事業者が保有・管理する工場、倉庫、事務所、店舗などの施設の欠陥や不備が原因で損害を受けた人などに対する損害賠償責任を補償する保険です。

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03

答えは企業費用・利益総合保険です。

企業向け・経営者向けの保険には以下のようなものがあります。

選択肢1. 労働災害総合保険

「労働災害総合保険」とは、従業員が政府労災保険等で給付の対象となる労働災害を被り、企業側が補償金や損害賠償金を負担する場合に、政府労災保険等の上乗せ補償をする保険です。

なお、政府労災保険等に加入していることが前提となります。

選択肢2. 企業費用・利益総合保険

「企業費用・利益総合保険」とは、企業が営業や製造を行っている建物・設備が「火災」や風災などの突発的な事故により損害を被り、「営業を休止」した場合の「利益損失を補償する」保険です。

選択肢3. 施設所有(管理)者賠償責任保険

「施設所有(管理)者賠償責任保険」とは、施設の管理の不備や構造上の欠陥、またはその施設の内外での業務遂行中の事故により他人に損害を与え、損害賠償責任を負ってしまった場合に備える保険です。

まとめ

したがって、選択肢「企業費用・利益総合保険」が正解となります。

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