FP3級の過去問
2021年5月
学科 問43
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問題
FP3級試験 2021年5月 学科 問43 (訂正依頼・報告はこちら)
債券の信用格付とは、債券やその発行体の信用評価を記号等で示したものであり、一般に、( )格相当以上の格付が付された債券を、投資適格債という。
- A(シングルA)
- BBB(トリプルB)
- BB(ダブルB)
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この過去問の解説 (3件)
01
債券の信用格付けにおいて投資適格債とされるのは、一般的にBBB(トリプルB)以上であり、選択肢「2」が正解です。
格付の表示は格付機関により異なりますが、一般的な表示例として債券の格付を信用度の高い順に並べると、以下のとおりとなります。
AAA(トリプルA)→ AA(ダブルA)→ A(シングルA)→ BBB(トリプルB)→
BB(ダブルB)→ B(シングルB)→ CCC(トリプルC)→ CC(ダブルC)→ C(シングルC)
一般に、信用度の高い格付の債券ほど金利が低く(低い金利でもお金が集められる)、信用度の低い格付の債券ほど金利が高くなります(金利を高くしないとお金が集められない)。
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02
答えはBBB(トリプルB)です。
債券の元本や利息の支払いの遅延、債券の一部や全部の支払いが行われないリスクを「信用リスク」といい、信用リスクの目安として「格付け」があります。
債券の格付けは、「AAA」→「AA」→「A」→「BBB」→「BB」→「B」→「CCC」→「CC」→「C」の順になっています。
一般的には、「BBB以上」を比較的信用度の高い(信用リスクの低い)「投資適格債」とし、BB以下を信用度の低い(信用リスクの高い)投資不適格債としています。
なお、格付けの高い債券ほど利回りが低く債券価格は高くなり、格付けの低い債券ほど利回りが高く債券価格が低くなるという特徴があります。
これは、格付けの高い債券は安全性が高いと考えられるため、低い利回り・高い債券価格でも買い手がつきやすいこと、反対に格付けの低い債券は安全性に問題があると考えられるため、高い利回り・低い債券価格でなければ買い手がつかないということに起因します。
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03
正解は「BBB(トリプルB)」です。
債権は借用証書の一種なので、発行体の企業の倒産により、デフォルト(債務不履行)となるリスクがあります。これを「信用リスク」といいます。
一般の投資家には信用リスクを判断することが難しいため、格付け会社とよばれる専門の会社が、簡単な記号を用いて格付けし、公表しています。
一般にBBB以上が「投資適格債」、BB以下が「投資不適格債」です。
格付けが引き下げられた場合は、人気がなくなり、債券価格が下落したり、利回りが高くなったりします。
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