FP3級の過去問
2021年5月
実技 問67
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問題
FP3級試験 2021年5月 実技 問67 (訂正依頼・報告はこちら)
露木忠則さんが加入している生命保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄[ ア ]にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、特約は自動更新されているものとする。また、忠則さんはこれまでに<資料>の保険から保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。
露木忠則さんが2021年中に初めてがん(悪性新生物)と診断され、治療のために14日間入院し、その間に手術(給付倍率20倍)を1回受けた場合に支払われる保険金は合計[ ア ]である。
露木忠則さんが2021年中に初めてがん(悪性新生物)と診断され、治療のために14日間入院し、その間に手術(給付倍率20倍)を1回受けた場合に支払われる保険金は合計[ ア ]である。
- 515万円
- 520万円
- 524万円
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この過去問の解説 (3件)
01
「特定疾病保障定期保険特約」は、がん、急性心筋梗塞、脳卒中により、死亡、または所定の状態に該当した場合に特約保険金が支払われます。いずれかの原因で保険金を受け取ると、特約契約は消滅します。
「成人病入院特約」は、がん、脳血管疾患、心疾患、高血圧性疾患、糖尿病の5大生活習慣病(成人病)の治療を目的として入院したとき、入院給付金が支払われます。
露木さんは、「特定疾病保障定期保険特約保険金」「入院給付金」「手術給付金」を受け取れます。
●特定疾病保障定期保険特約保険金は、500万円です。
●入院給付金を計算します。
問題文の疾病入院特約[本人・妻型]、成人病入院特約では、入院5日目から支払われます。給付対象日数を求めるには入院日数から免責日数(4日)を差し引きます。
<疾病入院特約>
5,000円(入院給付金日額) × (14日 − 4日) = 50,000円
<成人病入院特約>
5,000円(入院給付金日額) × (14日 − 4日) = 50,000円
合計 100,000円 が支払われます。
●手術給付金を計算します。
給付倍率は 20倍 です。
5,000円(入院給付金日額) × 20倍 = 100,000円 となります。
露木さんに支払われる保険金の総額は、
500万円(特定疾病保障定期保険特約保険金) + 100,000円(入院給付金) + 100,000円(手術給付金) = 520万円
となります。
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02
問題の露木さんの場合、「がん」「14日間入院」「手術(給付倍率20倍)」により、保険金が支払われます。
そのため、以下4点が対象となる保険・特約です。
・特定疾病保障定期保険特約:がんなどの3大疾病が対象となる
・疾病入院特約:病気により一定期間入院した場合に支払われる
・成人病入院特約:がんなどの所定の成人病で入院した時に支払われる
・手術給付金:病気などにより手術を受けると支払われる
各金額は、
・特定疾病保障定期保険特約保険金額:5,000,000円
・疾病入院特約:日額5,000円 × 10日 = 50,000円
・成人病入院特約:日額5,000円 × 10日 = 50,000円
※入院5日目からが支払い対象のため、10日分が保険対象です。
・手術給付金:入院給付金日額5,000円 × 20倍 = 100,000円
※問題文中の記載より、給付倍率は20倍です。
となるため、合計すると
5,000,000円 + 50,000円 + 50,000円 + 100,000円 = 5,200,000円
よって、正解は「2」です。
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03
答えは520万円です。
生命保険の保障内容に関する問題を解くコツは、問題文の資料から必要な項目を選択できるかがカギになってきます。
まず、「露木さんは『がん』と診断され、治療のために『入院』し『手術』を受けた」と問題文にあります。
このことから、選択する項目は、
・特定疾病保障定期保険特約(がん、急性心筋梗塞、脳卒中に該当すると保険金が支払われる)
・疾病入院特約(病気で入院すると保険金が支払われる)
・成人病入院特約(がんを含む所定の成人病で入院すると保険金が支払われる)
・手術給付金(手術を受けると保険金が支払われる)
の4つであるとわかります。
次に、それぞれの項目で支払われる保険金の額を求めます。
特定疾病保障定期保険特約の保険金額は『500万円』です。
疾病入院特約と成人病入院特約はどちらも「入院5日目から日額5,000円」とあるので、5日目~14日目までの10日分が対象となり、
疾病入院特約『日額5,000円 × 10日 = 5万円』
成人病入院特約『日額5,000円 × 10日 = 5万円』
が支払われる入院給付金です。
手術給付金は「給付倍率20倍の手術を1回受けた」ので、『入院給付金日額5,000円 × 20倍 = 10万円』です。
最後にそれぞれの金額を合計すると、『500万円 + 5万円 + 5万円 + 10万円 = 520万円』となります。
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