FP3級の過去問
2021年5月
実技 問70
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問題
FP3級試験 2021年5月 実技 問70 (訂正依頼・報告はこちら)
西里さんは、2020年7月に新築のアパートを購入し、新たに不動産賃貸業を開始した。購入したアパートの建物部分の情報は下記<資料>のとおりである。西里さんの2020年分の所得税における不動産所得の金額の計算上、必要経費に算入する減価償却費の金額として、正しいものはどれか。
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この過去問の解説 (3件)
01
建物、機械、自動車など、経年によって価値が減少する資産については、購入した年に購入費用全額を必要経費にするのではなく、使用可能期間にわたって配分し、毎年「減価償却費」として必要経費に算入します。
建物の減価償却は「定額法」で行います。
減価償却費 = 取得原価 × 定額法の償却率 × 使用月数※/12か月
※業務に供した日から年末までの月数(1月未満切上)
西里さんのアパートに当てはめると、
75,000,000円 × 0.022 × 6か月/12か月 = 825,000円
となります。
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02
答えは825,000円です。
建物や備品などの固定資産(長期にわたり事業で使用する資産)は使用しているうちにその価値が年々減少していくので、その減少する分をあらかじめ見積もって費用計上します。この手続きを「減価償却」といいます。
減価償却の方法には「定額法」と「定率法」があり、建物・建物付属設備の減価償却には「定額法」を用います。
減価償却費の計算式は
『減価償却費 = 取得価額 × 定額法の償却率 × 使用月数/12カ月』
なので、資料の数値を代入すると
『75,000,000円 × 0.022 × 6カ月(7月から12月まで)/12カ月 = 825,000円』となります。
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03
減価償却費 = 取得原価 × 定額法の償却率 × 使用月数/12か月
の計算式で求めることができます。
よって、
75,000,000円 × 0.022 × 6か月(7月~12月) / 12か月 = 825,000円
となります。
よって、正解は「1」です。
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