FP3級の過去問
2021年5月
実技 問76

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問題

FP3級試験 2021年5月 実技 問76 (訂正依頼・報告はこちら)

<設例>

翔太さんは、今後15年間で毎年20万円ずつ積立貯蓄をし、将来の生活費の準備をしたいと考えている。積立期間中に年利2.0%で複利運用できるものとした場合、15年後の積立金額として、正しいものはどれか。なお、下記<資料>の3つの係数の中から最も適切な係数を選択して計算し、解答に当たっては、千円未満を四捨五入すること。また、税金や記載のない事項については一切考慮しないこととする。
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この過去問の解説 (3件)

01

複利運用しながら毎年一定額を積み立てると、将来いくらになるかを求めるには、「年金終価係数」を用います。

問題文の場合は、

毎年20万円ずつ積み立て、年利2.0%で複利運用した場合の、15年後の積立金額を求めるので、

 20万円 × 17.293(年金終価係数)≒ 3,459,000円(千円未満四捨五入)

となります。

(参考)

「終価係数」とは、現在ある資金を複利運用した場合、将来いくらになるかを求める場合に用いる係数です。

「年金現価係数」とは、一定期間複利運用しながら毎年一定額の年金を受け取るために、現在必要な金額を求める場合に用いる係数です。

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02

答えは3,459,000円です。

資金計画を立てる際の係数を選択する問題です。

問題文の中に、どの係数を選ぶかのポイントとなるワードが含まれているので覚えておきましょう。

今回の問題では、「今後15年間で毎年20万円ずつ積み立て貯蓄をし、複利運用した場合の積立金額(元利合計)はいくらか?」と問われています。

『毎年一定金額を積み立てた』場合の、一定期間後の『元利合計』を求める場合に用いる係数は、「年金終価係数」です。

次に、資料の早見表の数値を用いて元利合計を求めます。

毎年の積立金額が「20万円」、年金終価係数の数値が「17.293」なので、元利合計の計算式は『20万円 × 17.293 = 3,458,600円』となります。

さらに千円未満を四捨五入するので、答えは「3,459,000円」となります。

なお、「終価係数」とは、現在の金額を『複利で運用した』場合の『一定期間後の金額』を求める場合に用いる係数で、

「年金現価係数」とは、将来の一定期間にわたって『一定額を受け取る』ために必要な『元本』を計算するための係数です。

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03

・終価係数とは、一定利率で元本を一定期間複利運用した時に、将来いくらになるかを計算するための係数です。

・年金終価係数とは、一定利率で毎年一定金額を積立て、一定期間複利運用した時に、将来いくらになるかを計算するための係数です。

・年金現価係数とは、元本を一定利率で複利運用しつつ、毎年一定金額を取り崩す場合に、元本としていくらを要するかを計算するための係数です。

問題は、積立貯蓄をして複利運用した場合であるため、「年金終価係数」を利用して計算します。

 20万円 × 17.293 ≒ 3,459,000円

  (※千円未満四捨五入)

となり、正解は「2」です。

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