FP3級の過去問 2021年9月 学科 問38

対人賠償保険は、自動車の運転中に他人に怪我や死亡をさせた場合に、相手へ補償する保険です。

人身傷害（補償）保険は、自動車事故による、自分（運転者）や同乗者の怪我などを補償する保険です。

自動車損害賠償責任保険は、いわゆる「自賠責保険」のことであり、対人事故の被害者を救済するための保険です。

よって、正解は「2」です。

正解は 「2 .人身傷害（補償）保険」です。

人身傷害（補償）保険は、被保険者が自動車事故で死亡・障害を被った場合、過失割合に関係なく、また示談が成立する前に、実際に発生した損害額の全額を保険金として受け取ることができる保険です。

対人賠償保険と自動車損害賠償責任保険は「他人を」死傷させた際に保障される保険なので、被保険者自身が保障される保険ではありません。

答えは人身傷害（補償）保険です。

任意加入の自動車保険の一つ、「人身傷害（補償）保険」とは、自動車事故により「被保険者が死傷した場合」に、過失の有無を問わず、実際の損害額が示談を待たず補償される保険です。

問題のケースでは、「自動車を運転中にハンドル操作を誤り、運転手がケガを負った」とあるので、選択肢「人身傷害（補償）保険」が正解となります。

なお、「対人賠償保険」と「自動車損害賠償責任保険（自賠責保険）」は、自動車事故で「他人を死傷させてしまった場合」が補償の対象となるので、運転手側のケガや自動車の破損は補償されません。