FP3級の過去問
2021年9月
実技 問70
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問題
FP3級試験 2021年9月 実技 問70 (訂正依頼・報告はこちら)
損害保険の用語に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 保険金とは、保険事故により損害が生じたとき、保険会社が被保険者または保険金受取人に支払う金銭のことである。
- 超過保険とは、保険金額が保険の対象の価額(保険価額)を超えている保険のことである。
- 再調達価額とは、保険の対象と同等のものを新たに建築または購入するのに必要な金額から、使用による消耗分を差し引いた金額のことである。
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この過去問の解説 (4件)
01
1 .保険金は、記載の通りです。
2 .超過保険は、記載の通りです。
3 .再調達価額は、保険の対象と同等のものを新築、購入、取得するために必要な資金をベースとした評価額です。
再調達価額から使用による消耗分を差し引いた金額を「時価額」と言います。
よって、正解(不適切なもの)は「3」です。
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02
リスク管理分野から損害保険についての出題です。
適切です。
保険金とは、保険事故により損害が生じたとき、保険会社が被保険者または保険金受取人に支払う金銭のことです。
適切です。
超過保険とは、保険金額が保険の対象の価額(保険価額)を超えている保険のことです。
「不適切」です。
再調達価額とは、保険契約の対象と同等のものを「新たに建築・購入・取得するのに必要となる金額」をベースとする評価額のことです。
なお、再調達価額から、年数経過・使用による消耗分を差し引いた金額をベースとした評価額が、時価額です。
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03
答えは「再調達価額とは、保険の対象と同等のものを新たに建築または購入するのに必要な金額から、使用による消耗分を差し引いた金額のことである。」です。
不適切なものを選択する問題です。
「保険金」とは被保険者に保険事故(死亡や高度障害状態など)が生じた場合に、保険会社から被保険者または受取人に支払われる金銭のことです。
「超過保険」とは「保険金額が保険の対象の価額(保険価額)よりも大きい保険」のことをいいます。
この場合、実際の価額を超えた部分は保険金の支払い対象とならず、実際の損害額が保険金として支払われます(「実損てん補」といいます)。
「再調達価額」とは保険の対象と同等のものを新たに建築または購入するのに必要な金額のことをいいます。
そして、再調達価額から使用による消耗分を差し引いた金額を「時価額」といいます。
以上のことから、不適切なものは「再調達価額とは、保険の対象と同等のものを新たに建築または購入するのに必要な金額から、使用による消耗分を差し引いた金額のことである。」ということになります。
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04
不適切なものは 「再調達価額とは、保険の対象と同等のものを新たに建築または購入するのに必要な金額から、使用による消耗分を差し引いた金額のことである。」です。
適切 です。
保険金 とは
保険会社から被保険者に支払われるお金です。
適切 です。
超過保険 とは
保険金額 > 保険対象の価格 となっている保険の事です。
必要な保障より多く保険金額を支払っても実際の損害額(実損てん補)の保険金しか支払われません。
反対に 保険金額 < 保険対象の価格 となる場合は 一部保険 となります。
この場合は 比例てん補 となり損害額全額支給されず保険金額と保険価格の割合により保険金が削減されます。
不適切 です。
再調達原価 とは
保険の対象と同等のものを新たに建築または購入するのに必要な金額。
消耗分は差し引いた金額は「時価額」となります。
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