FP3級の過去問
2022年1月
実技 問63
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問題
FP3級試験 2022年1月 実技 問63 (訂正依頼・報告はこちら)
下記<資料>に基づくQX株式会社の投資指標に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、購入時の手数料および税金は考慮しないこととする。
- 株価収益率(PER)で比較した場合、QX株式会社の株価は日経平均採用銘柄の平均(予想ベース)より割安である。
- 株価純資産倍率(PBR)で比較した場合、QX株式会社の株価は東京証券取引所市場第1部(東証1部)全銘柄の平均より割安である。
- 配当利回りで比較した場合、QX株式会社の配当利回りはジャスダック全銘柄の平均(予想ベース)より低い。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は 株価純資産倍率(PBR)で比較した場合、QX株式会社の株価は東京証券取引所市場第1部(東証1部)全銘柄の平均より割安である。 です。
不適切です。
・株価収益率(PER)
株価が1株あたり純利益の何倍になっているかをみる指標です。
PERが低いほど割安となり、高いほど割高となります。
PER=株価÷1株あたり純利益(EPS)
となるので、QX株式会社のPERは「910÷45=20.22倍」
日経平均採用銘柄の平均(予想ベース)のPERが「14.23倍」なのでQX株式会社の株価は割高となり、 不適切 となります。
適切です。
・株価純資産倍率(PBR)
株価が1株あたり純資産の何倍になっているかを示す指数です。
PBRが小さいほど割安となり、高いほど割高となります。
PBR=株価÷1株あたり純資産(BPS)
となるので、QX株式会社のPBRは 「910÷1,375=0.66倍」 となり
東証一部全銘柄のPBRが 「1.33倍」 なのでQX株式会社の株価は割安となり、 適切 となります。
不適切です。
・配当利回り
株価に対する配当金の割合です。
配当利回り(%)=(1株あたりの配当金÷株価)×100
となるので、QX株式会社の配当利回りは「(30÷910)×100=3.29%」
ジャスダック全銘柄の平均(予想ベース)が「1.57%」なのでQX株式会社の方が配当利回りが高いという事になり、 不適切 となります。
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02
正解は2です。
まず、各指標の求め方は以下の通りです。
PER=株価÷1株あたりの純利益
低いほど割安と判断。
PBR=株価÷1株あたりの純資産
低いほど割安と判断。
配当利回り=1株あたりの年間の配当金÷株価×100
日経平均採用銘柄と比較すると、割高と判断できるため、不適切です。
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03
金融資産運用分野から株式の投資指標についての出題です。
不適切です。株価収益率が低いほど割安です。
株価収益率(PER)(倍)=株価÷1株当たり純利益=910円÷45円
≒20.22倍>日経平均
「適切」です。株価純資産倍率が低いほど割安です。
株価純資産倍率(PBR)(倍)=株価÷1株当たり純資産=910円÷1,375円
≒0.66倍<東証1部
不適切です。
配当利回り(%)=1株当たり配当金÷株価×100=30円÷910円×100
≒3.30%>ジャスダック
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