FP3級の過去問 2022年5月 学科 問6
この過去問の解説 (3件)
不適切です。
「払済保険」は、保険料の払い込みを中止し、その時点で発生する解約払戻金を基に、それまでと同じ保険契約を継続することをいいます。
この場合、保険期間は元の契約と同じですが、保険金額は元の契約より少なくなります。
(参考)
「延長保険」は、保険料の払い込みを中止し、その時点で発生する解約払戻金を基に、保険金額が同じ定期保険に変更することをいいます。
この場合、保険金額は同じですが、解約払戻金の額により、保険期間が短縮されます。
リスク管理分野から生命保険契約の見直しについての出題で、設問は不適切です。
現在契約している生命保険の保険料の払込みが困難になった場合などで、払込みを中止し、その時点での解約返戻金で一時払いの保険に変更して保険を継続することができます。
この方法には、「払済保険」と「延長保険」があります。
「払済保険」は、元契約の保険期間を変えずに、保険金額を減額するもので、「延長保険」は、元契約の保険金額を変えずに、保険期間を短縮するものです。
この解答は「不適切」が正解です。
払済保険は保険料の支払いが難しくなった際に選ぶものです。
変更をすると元の契約から保健期間と予定利率は引き継がれます。
しかし、保険金額(保障額)は元の契約金額より少なくなり、元々契約していた保険に付帯していた各種特約はなくなります。
そのため、【元契約の保険金額を変えずに】という今回の問題は「不適切」となります。
※リビング・ニーズ特約(原因に限らず、被保険者が余命6カ月以内と判断された場合に死亡保険金の一部または全部を生前に受け取ることが出来るもの)に限っては前の保険に付帯していた各種特約が継続されることもあります。
払済保険に変更したあとから2,3年以内であれば元の保険に契約しなおすことも可能です。
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