FP3級の過去問
2022年5月
実技 問4
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問題
FP3級試験 2022年5月 実技 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
下記<資料>の外貨定期預金について、満期時の外貨ベースの元利合計額を円転した金額として、正しいものはどれか。なお、計算結果(円転した金額)について円未満の端数が生じる場合は切り捨てること。また、税金については考慮しないこととする。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題を解く前に、資料にある以下2点をまずおさらいしましょう。
・TTS‥円を外貨に換える
・TTB‥外貨を円に換える
そして、今回の問題を解くにあたってのベースを整えます。
預入期間1年(12ヶ月)で外貨定期預金の年利率は0.45%です。
10,000NZドルを預けた際の満額時の利子は、
10,000Zドル×0.45%(外貨定期の年利率)=45NZドル です。
そのため、NZドル建ての元利合計額は、10,000NZドル+45NZドル=10,045NZドルです。
今回は外貨を円に換える「円転」をする必要がありますが、
この解答は「円から外貨に換えるTTS(77.90円)」を使用しています。
そのため、10,045NZドル×77.90円=782,505.5円となりますが、
今回は外貨を円に換える必要があるため、この解答は不正解です。
今回は外貨を円に換える「円転」をする必要がありますが、
この解答は「仲値のTTM(77.40円)」を使用しています。
そのため、10,045NZドル×77.40円=777,483円となりますが、
今回は外貨を円に換える必要があるため、この解答は不正解です。
今回は外貨を円に換える円転する必要があるため、
「外貨を円に換えるTTB(76.90円)」を使用します。
そのため、10,045NZドル×76,9円=772,460.5円
円未満を切り捨てるため、772,460円となるこの解答が正解です。
TTSやTTBなどを理解していれば解ける問題ですので、
難しかった方は何が何を意味しているのかさえ理解できれば大丈夫です。
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02
外貨で運用している商品を満期時に円に戻した時の金額と一年間の利息を計算します。
・外貨から円に変換する時はTTBなので 1NZドル=76.90円となります。
10,000NZドル×76.90円=769,000円
・一年間の利息は
10,000NZドル×0.45%=45NZドル
45NZドル×76.90円=3,460.5 となり、小数点は切り捨てなので3,460円
769,000円+3,460円=772,460円 となります。
不適切です。
円からドルに変換したときのレート「TTS」で計算した金額になります。
不適切です。
基準となるレート「TTM」で計算した金額になります。
適切です。
外貨から円に変換するときのレート「TTB」で計算した金額になります。
TTS - 円からドルに変換したときのレート
TTB - 外貨から円に変換するときのレート
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03
10,000NZドルの満期時の元利合計額を計算します。
(利息の計算)
10,000NZドル×0,45%=45NZドル
従って、元利合計金額は
10,000NZドル+45NZドル=10,045NZドル
外貨を円に換える際の為替レートは、「TTB」を使います。
(金融機関が顧客から外貨を買う/buyレートがTTBです。)
設問では、為替レートTTBは76.90円ですので円転した金額は、
10,045NZドル×76.90円≒772,460円(円未満切り捨て)
となります。
(参考)
円を外貨に換えるときの為替レートはTTSです。
(金融機関が顧客に外貨を売る/sellレートです。)
「772,460円」が正解です。
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