FP3級の過去問 2022年9月 学科 問11
この過去問の解説 (3件)
「公開市場操作(オペレーション)」とは、日本銀行が債権などの売買を行い、通貨の量を調整することをいいます。
「買いオペレーション」とは
日銀が債券などを買い取ることで、市場に出回る通貨の量を増やすオペレーションです。
市場に出回る通貨の量が増加するので、金利が下落し、資金の調達がしやすくなります。(金融緩和)
(参考)「売りオペレーション」とは
日銀が債券などを売ることで、市場に出回る通貨の量を吸収するオペレーションです。
市場に出回る通貨の量が減少するので、金利が上昇し、資金の調達がしにくくなります。(金融引締め)
「不適切」が正解です。
「公開市場操作」とは、日本銀行が行なっているものであり、その内容は以下2種類です。
①売りオペレーション:金融機関に債務などを売却し、市場の資金を日本銀行に移動させる。
→市場の通貨量が減るため、市場金利が上がります。
②買いオペレーション:金融機関から債務などを購入し、市場の資金量を増加させる。
→市場の通貨量が増えるため、金利が下がります。
買いオペレーションは、市場の資金量を増やしている・供給しているため、「吸収」はしていません。
買いオペレーションは、市場の資金量を増やしている・供給しているため、「吸収」はしていません。
そのため、「不適切」が正解です。
この問題はかなり難しい問題ですが、出題頻度が高いものなため、
買いオペ=日本銀行が買って、市場に供給する
売りオペ=日本銀行が売って、市場の金利が上がる(吸収される) と覚えましょう。
公開市場操作には以下の2つがあります。
・売りオペレーション - 日銀が保有する債権などを売ることにより市場の資金を減らして市場金利を上昇させます。
・買いオペレーション - 日銀が金融機関の保有する債券などを買い取ることにより市場の資金を増やして市場金利を低下させます。
買いオペレーションは市場の資金を吸収するのではなく、増やす政策です。
よって適切ではありません。
買いオペレーションは市場の資金を増やして市場金利を低下させます。
日銀が行う経済政策には他にも 預金準備率操作 があります。
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