FP3級の過去問 2022年9月 学科 問44
この過去問の解説 (4件)
外貨定期預金とは、円以外の通貨で預金することを言います。
円を外国通貨に交換して預け入れ、外国通貨を円に交換して払い戻しますので、預入時のレートよりも払い戻し時のレートが円安になれば利回りは高く、円高になれば利回りは低くなります。
(円高とは円の価値が外国通貨より高くなったことを、円安とは円の価値が外国通貨より低くなったことを言います。)
為替予約をしていない外貨定期預金とは、
外国通貨で預けるものの、その預金時に満期時の為替予約をしないことです。
この場合、預金時・引出時にその日の為替相場が適応されます。
また、為替相場が変動しない場合であっても
円を外貨に換えるTTS・外貨を円に換えるTTBの為替差益が発生するため
預金時よりも引出時のほうが少なくなってしまう可能性があります。
円高になるとドルが下がるため利回りは下がり、
円安になるとドルが高くなるため利回りは上がります。
したがってこの解答は
【満期時の為替レートが預金時の為替レートに比べて円安になれば、
当該外貨定期預金の円換算の利回りは高くなる】が正解です。
外貨預金は、日本より金利の高い海外の通貨(米ドル、オーストラリアドルなど)で預金するものです。
預けている間に円安が進めば、「為替差益」が生まれます。(→円換算利回りは高くなります。)
逆に、円高が進むと「為替差損」が生じるリスクがあります。(→円換算利回りは低くなります。)
(例)預入時/1ドル=100円のとき
換金時
円安で1ドル=110円になると→10円の為替差益が発生します。
円高で1ドル=80円になると→20円の為替差損が発生します。
①には「円安」
②には「高く」
が入ります。
金融資産運用分野から外貨建商品についての出題で、正解は① 円安 ② 高くです。
為替予約をしていない外貨定期預金では、満期時の為替レートが預入時の為替レートに比べて円安になれば、為替差益が発生しますので、円換算の利回りは高くなります。
逆に、円高になれば為替差損が発生しますので、円換算の利回りは低くなります。
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