FP3級の過去問
2022年9月
実技 問4

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問題

FP3級試験 2022年9月 実技 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

広尾さんは、預金保険制度の対象となるHA銀行の国内支店に下記<資料>の金融資産を預け入れている。仮に、HA銀行が破綻した場合、預金保険制度によって保護される金額として、正しいものはどれか。
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  • 580万円
  • 700万円
  • 860万円

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この過去問の解説 (3件)

01

預金保険の対象となる金融機関に預金をすると、自動的にその預金に保険がかかり、万が一金融機関が破綻した場合、一定の範囲内で預金が保護されます。

この制度を「預金保険制度」といいます。

保険金の財源は、預金量に応じて金融機関が納付する保険料により賄われます。

預金保険制度の対象となる金融機関

・銀行(日本国内に本店があるもの)

・ゆうちょ銀行

・信用金庫

・信用組合

預金保険制度の対象外の金融機関

・上記金融機関の海外支店

・外国銀行の日本支店

・政府系金融機関

預金保護の範囲は以下のとおりです。

【決済用預金】

当座預金などの決済用預金※は全額保護されます。

※決済用預金とは、

①無利息、

②要求払い、

③決済サービスの提供

の3条件がそろった預金をいいます。

【決済用預金以外】

決算用預金以外の普通預金定期預金などは、1金融機関ごとに「預金者1人当たり元本1,000万円までとその利息等」が保護されます。

外貨預金や、投資信託などは対象外です。

広尾さんの預金で保護の対象となるのは

・普通預金360万円

・定期預金220万円

580万円です。

(1,000万円までの金額に該当しますので、580万円全額保護されます。)

外貨預金120万円、株式投資信託280万円は保護の対象外です。

まとめ

「580万円」が正解です。

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02

金融資産運用分野からセーフティーネットについての出題で、正解は580万円です。

預金保険制度においては、当座預金などの決済用預金は全額が保護され、有利息普通預金、定期預金などは元本1,000万円とその利息等が保護されます。

外貨預金、株式投資信託などは、預金保険制度の保護の対象ではありません。

設問において保護される金額=普通預金360万円+定期預金220万円=580万円

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03

預金保険制度とは、金融機関が預金保険料を預金保険機構に支払い、万が一、金融機関が破綻した場合に、一定額の預金等を保護するための保険制度です。

日本国内に本店を置く金融機関は、預金保険制度に加入が義務付けられています。

保護対象は預金者一人当たり1金融機関につき元本1000万円とその利息です。

ただし、決済用預金は全額保証されます。

外貨預金、譲渡性預金(CD)株式投資信託などは対象となりません。

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