FP3級の過去問
2022年9月
実技 問6
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問題
FP3級試験 2022年9月 実技 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
建築基準法に従い、下記<資料>の土地に建築物を建築する場合の延べ面積(床面積の合計)の最高限度として、正しいものはどれか。なお、記載のない条件については一切考慮しないこととする。
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この過去問の解説 (3件)
01
敷地面積に対する、建築物の延べ面積(各階の床面積の合計)の割合を「容積率」といいます。
容積率は、用途地域ごとに定められています。
前面道路の幅員が12m未満の場合、
・前面道路の幅×法定乗数と
・指定容積率
を比較して小さい方が限度となります。
問題文では、前面道路の幅員が7m(<12m)ですので、前面道路幅員による容積率の制限をうけます。
7m(前面道路の幅)×6/10(法定乗数)=4.2→420%>400%(指定容積率)
この敷地の容積率は400%となります。
延べ面積=300㎡(敷地面積)×400%=1,200㎡ となります。
「1,200㎡」が適切です。
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02
その土地に対する、延べ床面積の最高を求めるには、容積率を使います。
しかし、前面道路による制限があり、幅員が12m未満の場合、次の計算式で出した容積率と、指定容積率のいずれか少ない数値が適用されます。
住居系用途の場合は、前面道路の幅員×4/10
住居系以外の用途地域の場合は、前面道路の幅員×6/10
前面道路が2つ以上ある場合は、幅員が最大の通路を採用します。
設問の場合、7m×6/10=4.2で420%と指定容積率の400%で少ない方を採用するので400%となります。
300㎡×400%で1200㎡となります。
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03
不動産分野から建築基準法についての出題で、正解は1,200m2です。
延べ面積の最高限度は「敷地面積×容積率」で計算しますが、前面道路の幅員が12m未満の場合には、
①「指定容積率」と②「前面道路の幅員×前面道路に対する法定乗数」のいずれか小さい方が容積率の限度となります。
設問では、①400%<②420%(7m×6/10)で、容積率の上限は400%となり、
延べ面積の最高限度=敷地面積×容積率=300㎡×400%=1,200㎡
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