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FP3級の過去問 2022年9月 実技 問17

問題

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<設例>

健吾さんは、60歳で定年を迎えた後、公的年金の支給が始まる65歳までの5年間の生活資金に退職一時金の一部を充てようと考えている。仮に、退職一時金のうち600万円を年利1.0%で複利運用しながら5年間で均等に取り崩すこととした場合、毎年の生活資金に充てることができる最大金額として、正しいものはどれか。なお、下記<資料>の3つの係数の中から最も適切な係数を選択して計算し、解答に当たっては万円未満を切り捨てること。また、税金や記載のない事項については一切考慮しないこととする。
問題文の画像
   1 .
114万円
   2 .
117万円
   3 .
123万円
( FP3級試験 2022年9月 実技 問17 )
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この過去問の解説 (3件)

5

複利で運用する手持ち資金を一定期間で取り崩していく場合、毎年いくら受け取れるかを求めるには、「資本回収係数」を使います。

資本回収係数は、借入金から毎年の返済額を求めるときにも利用します。

問題文では、

600万円を、年利1%で複利運用しながら5年間で取り崩す場合、毎年いくら受け取れるかを求めるのですから

600万円×0.20604(資本回収係数)≒123万円(万円未満切り捨て)

となります。

(参考)

現価係数とは

将来の目標金額を複利運用で得るためには、現在いくらの元本が必要かを求める係数です。

「減債基金係数」とは

一定の利率で複利運用しながら一定期間後の目標金額を貯めるために、毎年どれだけ積み立てればよいかを求める係数です。

まとめ

「123万円」が正解です。

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1

係数は以下になり、設問では資本回収係数を使用します。

終価係数:現在の額が確定していて、これを運用した場合、将来いくらになるかを求めるもの。

現価係数:将来の目標額が決まっていて、いくらを運用すればよいかを求めるもの。

年金終価係数:積立額が決まっていて、これを運用した場合、将来いくらになるかを求めるもの。

年金現価係数:希望する年金額が決まっていて、その金額を受け取るためにはいくら運用すればよいかを求めるもの。

減債基金係数:将来の目標額が決まっていて、いくらずつ積み立て運用すればよいかを求めるもの。

資本回収係数:現在の額を一定期間一定の額で取り崩した場合、いくらずつ受け取ることができるかを求めるもの。

選択肢3. 123万円

問の場合、600万円を5年間で一定額で取り崩す時の受け取り金額を求めたいので、資本回収係数を使用します。

600万円×0.20604=1,236,240

0

この問題では「どの係数に当てはめることができるか」を考えることが大切です。

今回の場合「毎年均等に取り崩す」とあるので、使用する係数は

資本回収係数か年金現価係数のどちらかです。

資本回収係数:保有資産額から毎年の年金として受け取れる額

年金現価係数:目標とする年金額を受け取るために必要な年金原資

この問題の場合は【毎年の受取額】を求めたいため、資本回収係数を使用します。

選択肢1. 114万円

6,000,000(退職一時金の一部)÷5年=1,200,000

1,200,000×0.95147(現価係数)=1,141,764

四捨五入して114万円となりますが、

現価係数とは、将来の額から今現在必要な額を求める際に使用するため、

この114万円は誤りです。

選択肢2. 117万円

6,000,000(退職一時金の一部)×0.19604(減債基金係数)=1,176,240

万円未満を切り捨てて、117万円となりますが、

減債基金係数とは、目標額を貯めるために必要な毎年の積立額を求める際に使用するため

この117万円は誤りです。

選択肢3. 123万円

6,000,000(退職一時金の一部)×0.20604(資本回収係数)=1,236,240

万円未満を切り捨てるため、123万円となり、

資本回収係数を使用している123万円が正解です。

まとめ

6つの係数がありますが、その一つひとつが【今】必要な額なのか

【将来】必要な額なのかで使用する係数を絞ることができます。 

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