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FP3級の過去問 2023年1月 学科 問41

問題

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日本銀行の金融政策の1つである( ① )により、日本銀行が長期国債(利付国債)を買い入れた場合、市中に出回る資金量が( ② )する。
   1 .
①預金準備率操作   ②増加
   2 .
①公開市場操作    ②増加
   3 .
①公開市場操作    ②減少
( FP3級試験 2023年1月 学科 問41 )
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この過去問の解説 (3件)

3

日本銀行が物価の安定などを目的として行う政策を「金融政策」といい、手形や国債などの売買を行って金融市場の資金量を調整することを「公開市場操作」といいます。

公開市場操作には、日本銀行が金融機関の保有する債券などを買って市場に出回る資金量を増やす「買いオペレーション」と、その反対に日本銀行が保有する債券などを売って、市場に出回る資金量を減らす「売りオペレーション」があります。

なお、「買いオペレーション」には経済活動を活発化させ景気を底上げする効果が、「売りオペレーション」には急激に加熱した経済活動を抑制する効果があります。

選択肢1. ①預金準備率操作   ②増加

金融機関は一定割合の預金を「準備預金」として日本銀行に預けることが義務付けられています。

この一定割合のことを「預金準備率」といい、「預金準備率操作」とは、預金準備率を上げ下げすることで金融市場の資金量を調節することをいいます。

問題文の「長期国債(利付国債)の買い入れ」は預金準備率操作とは関係ないので、この選択肢は間違いです。

選択肢2. ①公開市場操作    ②増加

「公開市場操作」では、長期国債(利付国債)を買い入れた場合、市中に出回る資金量が「増加」するので、この選択肢が正解です。

選択肢3. ①公開市場操作    ②減少

長期国債(利付国債)を買い入れた場合、市中に出回る資金量は減少ではなく「増加」するので、この選択肢は間違いです。

まとめ

したがって、「①公開市場操作②増加」が正解です。

付箋メモを残すことが出来ます。
2

「公開市場操作(オペレーション)」とは

日本銀行が債権などの売買を行い、通貨の量を調整することをいいます。

日本銀行が長期国債(利付国債)を買い入れた場合市場に出回る通貨の量が増加します。

このように、日銀が債券などを買い取ることで、市場に出回る通貨の量を増やすオペレーションを「買いオペレーション」といいます。

市場に出回る通貨の量が増加するので、金利が下落し、資金の調達がしやすくなります。(金融緩和)

(参考)「売りオペレーション」とは

日銀が債券などを売ることで、市場に出回る通貨の量を吸収するオペレーションです。

市場に出回る通貨の量が減少するので、金利が上昇し、資金の調達がしにくくなります。(金融引締め)

まとめ

①「公開市場操作」

②「増加」

が正解です。

1

金融資産運用分野から金融政策についての出題です。

日本銀行は金融政策として公開市場操作(金融緩和政策では「買いオペレーション」、金融引締政策では「売りオペレーション」)を用いて、資金の供給や吸収を行っています。

日本銀行が長期国債を買い入れた場合は、通貨量が増加し、金利は低下します。

まとめ

したがって、選択肢のうち「①公開市場操作②増加」が正解です。

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