FP3級の過去問
2023年1月
実技 問5
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問題
FP3級試験 2023年1月 実技 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
下記<資料>に基づくTX株式会社の投資指標に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、購入時の手数料および税金は考慮しないこととする。
- 株価収益率(PER)で比較した場合、TX株式会社の株価は日経平均採用銘柄の平均(予想ベース)より割安である。
- 株価純資産倍率(PBR)で比較した場合、TX株式会社の株価は東証プライム全銘柄の平均より割安である。
- 配当利回り(単純平均)で比較した場合、TX株式会社の配当利回りは東証グロース全銘柄の平均(予想ベース)より高い。
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この過去問の解説 (3件)
01
金融資産運用分野から株式の投資指標についての出題です。
主な投資指標の計算式は、次のとおりです。
株価収益率(PER)=株価÷1株当たり純利益
株価純資産倍率(PBR)=株価÷1株当たり純資産
配当利回り=1株当たり配当金÷株価×100
不適切です。
株価収益率(PER)で比較した場合、
TX株式会社は13.87倍(1,900円÷137円)となり、日経平均採用銘柄(予想ベース)の12.85倍より高いため、割高です。
不適切です。
株価純資産倍率(PBR)で比較した場合、
TX株式会社は1.78倍(1,900円÷1,070円)となり、東証プライム全銘柄の1.16倍より高いため、割高です。
「適切」です。
配当利回り(単純平均)で比較した場合、
TX株式会社は3.42%(65円÷1,900円×100)となり、東証グロース全銘柄(予想ベース)の0.33%より高いです。
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02
表の数値から、株価収益率(PER)、株価純資産倍率(PBR)、配当利回りを計算で求めてください。
〈公式〉
株価収益率(PER)=株価÷1株当たり純利益
株価純資産倍率(PBR)=株価÷1株当たり純資産
配当利回り=1株当たり配当金÷株価×100
「不適切」です。
TX株式会社の株価収益率(PER)は、
1,900円÷137円=13.87倍>12.85倍(日経平均採用銘柄)
日経平均採用銘柄と比較して割高です。
「不適切」です。
TX株式会社の株価純資産倍率(PBR)は、
1,900円÷1,070円=1.78倍>1.16倍(東証プライム全銘柄)
東証プライム全銘柄と比較して割高です。
「適切」です。
TX株式会社の配当利回り(単純平均)は、
65円÷1,900円×100=3.42%>0.33%(東証グロース全銘柄)
よって、東証グロース全銘柄と比較して高いです。
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03
PER(Price Earning Ratio)株価収益率です。株価÷一株当たりの純利益で求められます。PBR(Price Book value Ratio)株価純資産倍率です。株価÷一株当たりの純資産で求められます。配当利回り(%)は、一株当たりの配当金÷株価×100で求められます。
TX株式会社の株価収益率(PER)は1900円÷137円=13.87倍ですので日経平均採用銘柄の平均(予想ベース)より割高である。
TX株式会社の株価純資産倍率(PBR)は1900円÷1070円=1.78倍ですので、東証プライム全銘柄の平均より割高である。
TX株式会社の配当利回りは65円÷1900円×100=3.42%ですので東証グロース全銘柄の平均(予想ベース)より高い。よって正解です。
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