FP3級の過去問
2023年9月
学科 問41

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問題

FP3級試験 2023年9月 学科 問41 (訂正依頼・報告はこちら)

一定期間内に国内で生産された財やサービスの付加価値の合計額から物価変動の影響を取り除いた指標を、(   )という。
  • 実質GDP
  • 名目GDP
  • GDPデフレーター

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この過去問の解説 (3件)

01

GDPとは、国内の経済活動によって生じた

財・サービスの付加価値の合計です。

内閣府が年4回発表します。

GDPには実質GDP名目GDPがあり、

・実質GDP:名目GDPから物価変動の影響除く

・名目GDP:GDPを時価で評価

となっています。

選択肢1. 実質GDP

適切な選択肢です。

選択肢2. 名目GDP

不適切な選択肢です。

選択肢3. GDPデフレーター

不適切な選択肢です。

GDPデフレーターは、

名目GDP/実質GDPで算出できます。

まとめ

GDPは生産面、分配面、支出面から見ることができ、

生産=分配=支出となります。

これを三面等価の原則といいます。

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02

選択肢のそれぞれの語句の意味を確認していきます。

選択肢1. 実質GDP

正解です。

実質GDP: GDPは国内総生産の総額を示しますが、この数値に物価変動の影響を取り除いたものが実質GDPです。実質GDPは、生産された財やサービスの数量とその価格を基にしており、物価変動による影響を考慮せずに経済活動の実際の成長を示しています。

選択肢2. 名目GDP

名目GDP: GDPのうち物価変動の影響を考慮せず、単純に金額で計測したものが名目GDPです。物価変動の影響を取り除かないため、実質的な経済活動の変化を示すのには適していません。よって不正解となります。

選択肢3. GDPデフレーター

GDPデフレーター: GDPデフレーターは、物価水準の変動を示す指標で、実質GDPと名目GDPの比率を基にしています。実質GDPと名目GDPの関係を示すものであり、特定の期間内の物価変動の影響を反映するものですが、直接的に実質的な経済活動を示す指標ではありません。

よって不正解となります。

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03

国内で生産された財やサービスの付加価値をGDP(国内総生産)といい、「実質GDP」と「名目GDP」という指標があります。

「実質GDP」は物価変動の影響を取り除いているので、実際の付加価値をみることができます。一方で、「名目GDP」は物価変動の影響を取り除かない指標となっています。

では問題を見てみましょう。

選択肢1. 実質GDP

一定期間内に国内で生産された財やサービスの付加価値の合計から、物価変動の影響を取り除いた指標を「実質GDP」といいます。

この選択肢が正しいです。

選択肢2. 名目GDP

一定期間内に国内で生産された財やサービスの付加価値の合計から、物価変動の影響を取り除いた指標を「実質GDP」といいます。

この選択肢は誤りです。

選択肢3. GDPデフレーター

一定期間内に国内で生産された財やサービスの付加価値の合計から、物価変動の影響を取り除いた指標を「実質GDP」といいます。

この選択肢は誤りです。

まとめ

「GDPデフレーター」とは、物価変動を表す指標のひとつです。

「名目GDP」を「実質GDP」で割って算出されます。

これも覚えておきましょう。

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