問題
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下記の<親族関係図>において、Aさんの相続における相続税額の計算上、遺産に係る基礎控除額は、( )である。
1 .
4,500万円
2 .
4,800万円
3 .
5,400万円
( FP3級試験 2023年9月 学科 問58 )
遺産に係る基礎控除額の問題です。
基礎控除額の計算式は以下のとおりです。
基礎控除額=3,000万円+600万円×法定相続人の数
※このケースでは、法定相続人は「妻Bさん」、「母Dさん」、「父Cさん」です。
では、確認していきましょう。
この選択肢は誤りです。
3,000万円+600万円×3=4,800万円
※法定相続人は「妻Bさん」、「母Dさん」、「父Cさん」の3人です。
この選択肢が正しいです。
この選択肢は誤りです。
相続を放棄した人がいても、法定相続人として数えて基礎控除額の計算を行います。
(その相続の放棄がなかったものとします)
遺産にかかる基礎控除額は、
3,000万円+600万円×法定相続人の数
になります。
不適切な選択肢です。
適切な選択肢です。
問題より法定相続人は、
妻Bさん、父Cさん、母Dさんの3人です。
そのため基礎控除額は、
3,000万円+600万円×3人=4,800万円
になります。
不適切な選択肢です。
基礎控除額を算出する時の法定相続人の数は、
相続税の計算上の数です。
たとえ相続放棄があったとしても
放棄がなかったものとして人数に数えます。
遺産に係る基礎控除額は、3,000万円と相続人1人につき600万円を加算した額となります。
本問においては、相続人は配偶者である妻Bさんと、両親Ⅽ、Dさんの3人です。
よって、3,000万円+600万円×3=4,800万円が基礎控除額となります。
以上を踏まえ、各選択肢を確認していきます。
冒頭の説明文と異なります。
よって不正解となります。
正解です。
冒頭の説明文と一致します。
冒頭の説明文と異なります。
よって不正解となります。