FP3級の過去問
2023年9月
実技 問9
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問題
FP3級試験 2023年9月 実技 問9 (訂正依頼・報告はこちら)
大垣正臣さんが2023年中に支払った生命保険の保険料は下記<資料>のとおりである。この場合の正臣さんの2023年分の所得税の計算における生命保険料控除の金額として、正しいものはどれか。なお、下記<資料>の保険について、これまでに契約内容の変更はないものとする。また、2023年分の生命保険料控除額が最も多くなるように計算すること。
- 36,260円
- 40,000円
- 68,860円
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この過去問の解説 (3件)
01
生命保険料控除額は『一般の生命保険』、
『介護医療保険』、『個人年金保険』に分け
所得税・住民税の控除額を求めます。
各保険の最高控除額は、
・一般の生命保険
所得税:40,000円
住民税:28,000円
・介護医療保険
所得税:40,000円
住民税:28,000円
・個人年金保険
所得税:40,000円
住民税:28,000円
となりそれぞれ合計、
所得税120,000円、住民税70,000円が最高額になります。
不適切な選択肢です。
不適切な選択肢です。
適切な選択肢です。
定期保険(一般の生命保険)と医療保険(介護医療保険)
2つありますので、それぞれ控除額を求めると、
・定期保険
65,040円×1/4+20,000円=36,260円
・医療保険
50,400円×1/4+20,000円=32,600円
2つを合計すると、
36,200円+32,600円=68,860円
となります。
保険金等の受け取りが契約者または
その配偶者、一定の親族でなければ生命保険料控除はできません。
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02
それぞれの資料の年間支払保険料の金額から、生命保険料控除の金額を計算していきます。
まず、定期保険は¥65,040です。
速算表に当てはめて計算すると、65,040÷4+20,000=36,260
続いて医療保険は¥50,400です。
速算表に当てはめて計算すると、50,400÷4+20,000=32,600となります。
以上の2件の合計は、68,860となり、これが2023年分の生命保険料控除額となります。
ここまでを踏まえ、各選択肢を確認していきます。
不正解です。
冒頭の説明文と異なります。
不正解です。
冒頭の説明文と異なります。
正解です。
冒頭の説明文と一致します。
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03
生命保険料控除額に関する問題です。
新生命保険と介護医療保険について控除額を算出します。
・新生命保険料控除額:36,260円
年間支払保険料:65,040円
控除額計算式:年間支払保険料(65,040円)×1/4+20,000円
・介護医療保険料控除額:32,600円
年間支払保険料:50,400円
控除額計算式:年間支払保険料(50,400円)×1/4+20,000円
では、確認していきましょう。
この選択肢は誤りです。
この選択肢は誤りです。
新生命保険料控除額:36,260円
介護医療保険料控除額:32,600円
2023年分の生命保険料控除額合計は68,860円となります。
この選択肢が正しいです。
「2012年1月1日以後に締結した契約」と「2011年12月31日以前に締結した契約」では、生命保険料の控除上限額等、取扱いが異なります。
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