FP3級の過去問
2024年1月
学科 問38

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問題

FP3級試験 2024年1月 学科 問38 (訂正依頼・報告はこちら)

自動車を運転中にハンドル操作を誤ってガードレールに衝突し、被保険者である運転者がケガをした場合、(   )による補償の対象となる。

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この過去問の解説 (3件)

01

自動車保険に関する問題です。

この問題の選択肢である3つの自動車保険について、確認していきます。

 

 

<対人賠償保険>

・任意加入の自動車保険(任意保険)

・自動車事故による他人のケガ・死亡に対して補償

・自賠責保険の支払い限度額を超える部分に対して、保険金が支払われる

 

<人身傷害保険>

・任意加入の自動車保険(任意保険)

・自分の過失割合に関係なく保険金が支払われる

・自動車事故による運転者や同乗者のケガ・死亡等の補償

 

<自動車損害賠償責任保険>

・物損事故は補償対象外

・すべての自動車が加入する強制保険

・自動車事故による他人のケガ・死亡・後遺障害の補償

 

 

上記内容を参考に、問題を解いてみましょう。

選択肢1. 対人賠償保険

誤りです。

選択肢2. 人身傷害保険

正しいです。

選択肢3. 自動車損害賠償責任保険

誤りです。

まとめ

「人身傷害保険」が正解です。

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02

自動車保険は、大きく以下の2種類に分かれます。

・強制加入である「自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)」

・任意加入である「自動車保険」(対人賠償保険、対物賠償保険、車両保険、人身傷害保険など)

選択肢1. 対人賠償保険

「対人賠償保険」は

自動車事故で他人を死傷させたときに、加害者の過失の有無にかかわらず、自賠責保険の支払額を超える部分について保険金が支払われます。

 

ただし、父母、配偶者、子の損害は対象外です。

選択肢2. 人身傷害保険

「人身傷害保険」

加入者が自動車事故により死傷した場合に、過失割合にかかわらず、保険金額の範囲内で損害分の保険金が支払われます。

 

示談の結果を待たずに、支払われます。

選択肢3. 自動車損害賠償責任保険

「自動車賠償責任保険(自賠責保険))は

加入者が人身事故を起こした場合に、被害者への損害賠償を保険で負担するものです。原則として、すべての車(原動機付自転車を含む)に加入が義務付けられています。

 

支払限度額は以下のとおりです。(加害車両1台につき、被害者1人あたりの保険金額)

・死亡/最大3,000万円

・後遺傷害/最大4,000万円

・傷害/最大120万円

 

被害者救済が目的であるため、加害者が無免許や飲酒運転の場合でも保険金が支払われます。

まとめ

「人身傷害保険」が正解です。

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03

ポイントとしては、誰がどの車でどのようにぶつかってどのような被害を受けたかをしっかりと読み取ることです。

選択肢1. 対人賠償保険

自賠責保険で対応されない保険です。

民間の保険で、自動車を運転中、自動車に乗っていない人に怪我などをさせた場合に怪我などをした人に支払われる保険です。

今回の場合は自損事故です。他の人は関係ないのですぐ選択肢から外しましょう。

選択肢2. 人身傷害保険

正解です。

自分自身が車を運転中に自分が怪我などをした場合に支払われる保険です。

選択肢3. 自動車損害賠償責任保険

誤りです。

人身事故のみですが、自分以外の全ての人が保険が支払われる対象になります。

まとめ

選択肢のそれぞれの保険には条件もあり、支払われる保険金にも上限があるものもあります。

他にも自動車保険はあるのでしっかりと区別をつけられるように理解しておきましょう。

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