FP3級の過去問
2024年1月
学科 問44

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問題

FP3級試験 2024年1月 学科 問44 (訂正依頼・報告はこちら)

株式の投資指標のうち、(   )は、株価を1株当たり当期純利益で除して算出される。
  • PBR
  • PER
  • BPS

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この過去問の解説 (3件)

01

株式投資を行うときの判断基準となる投資指標にはさまざまな種類があり、株価を1株あたり当期純利益で除して(割り算して)算出されるのは「PER(株価収益率)」です。

選択肢1. PBR

「PBR(株価純資産倍率)」とは、株価が1株あたり純資産の何倍になっているかをみる指標で、『株価÷1株あたり純資産=PBR(倍)』で算出することができます。 

実際の投資判断では「PBRが低いほどその銘柄は割安、高いほど割高」と判断できます。

 

株価を1株あたり当期純利益で除して算出されるのはPERなので、この選択肢は間違いです。

選択肢2. PER

「PER(株価収益率)」とは、株価が1株あたり純利益の何倍になっているかをみる指標で、『株価÷1株あたり純利益=PER(倍)』で算出することができます。

実際の投資判断では「PERが低いほどその銘柄は割安、高いほど割高」と判断できます。

 

株価を1株あたり当期純利益で除して算出されるのはPERなので、この選択肢が正解です。

選択肢3. BPS

「BPS(1株あたり純資産)」とは、その企業の安定性・安全性をみる指標で、『純資産÷発行済み株式数=BPS』で算出することができます。

実際の投資判断では「BPSが高いほどその企業の安全性が高く、低いほど安全性が低い」と判断できます。

 

株価を1株あたり当期純利益で除して算出されるのはPERなので、この選択肢は間違いです。

まとめ

したがって、「PER」が正解です。

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02

投資対象企業の株価を比較・評価するには、様々な指標が用いられます。

選択肢1. PBR

「PBR (Price Book‐Value Ratio)」は

「株価純資産倍率」のことで、株価が、1株当たりの純資産の何倍かをみる指標です。

PBRが低い銘柄ほど、割安と判断されます。

 

PBR(株価純資産倍率)=株価÷1株当たりの純資産  となります。

選択肢2. PER

「PER (Price Earnings Ratio)」は

株価収益率」のことで、株価が、1株当たりの純利益の何倍かをみる指標です。

PERが低い銘柄ほど、割安と判断されます。

 

PER(株価収益率)=株価÷1株あたりの純利益  となります。

 

「株価を1株当たり当期純利益で除して算出される」指標は、PERが適切です。

選択肢3. BPS

BPS(Book-value Per Share)

「1株当たり純資産」のことで、BPSが高いほど安定性が高いと判断されます。

 

BPS(1株当たり純資産)=純資産÷発行済株式数 となります。

まとめ

「PER」が正解です。

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03

株式の投資指標とは、企業の株価を評価する際に使われる指標で、株式投資の判断基準になっています。以下の代表的な3つの指標を覚えておきましょう。

 

・PBR(株価純資産倍率)

「株価」が「1株当たり純資産」の何倍かを見る指標

※「一株当たり純資産」をBPSとも言います。

 

・PER(株価収益率)

「株価」が「1株当たり純利益」の何倍かを見る指標

 

・ROE(自己資本利益率)

「自己資本」をもとに生み出す純利益の割合を見る指標

 

 

問題文の記載では「株価を1株当たり純利益で除して算出する」となっています。上記の内容を参考に問題を解いてみましょう。

選択肢1. PBR

誤りです。

選択肢2. PER

正しいです。

選択肢3. BPS

誤りです。

まとめ

「PER」が正解です。

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