FP3級の過去問
2024年1月
実技 問7
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問題
FP3級試験 2024年1月 実技 問7 （訂正依頼・報告はこちら）
土地登記記録に関する下表の空欄（ ア ）～（ ウ ）に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 当該土地が初めて造成されたときに、所有権保存登記がされるのは、表題部（ ア ）である。
- 当該土地の地目や面積等が登記されるのは、権利部甲区（ イ ）である。
- 金融機関から融資を受け、土地を担保として抵当権が設定される場合、抵当権設定登記がされるのは、権利部乙区（ ウ ）である。
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この過去問の解説 （3件）
01
「登記記録」は､1筆の土地、１個の建物ごとに記録されています｡
登記記録は、大きく「表題部」と「権利部」に分かれ､権利部はさらに「甲区」と「乙区」に分かれています｡
それぞれ､記録事項は以下のとおりです｡
【表題部】
不動産の物理的現況(所在､地番､地目､地積､家屋番号､構造､床面積など)
【権利部】
・甲区/所有権に関する事項
・乙区/所有権以外に関する事項(抵当権､賃借権､地上権など)
所有権に関する事項は「権利部甲区」に記録されますので、不適切です。
地目や面積等が登記されるのは「表題部」ですので、不適切です。
所有権以外に関する事項(抵当権､賃借権､地上権など)は、「権利部乙区」に記録されますので、適切です。
「金融機関から融資を受け、土地を担保として抵当権が設定される場合、抵当権設定登記がされるのは、権利部乙区（ ウ ）である。」が正解です。
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02
一つ一つの土地や建物の「所有者・所在・面積・権利関係など」を公示することを「登記」といい、この「登記記録」は登記簿に記録され保管されています。
また不動産の登記記録は、表示に関する「表題部」、権利に関する「権利部」で構成され、さらに権利部は「甲区」と「乙区」に分かれています。
それぞれの内容を見てみると、表題部では不動産の「所在地・面積・構造など」を記載し、権利部甲区では「所有権に関する事項」を記載、権利部乙区では「所有権以外（抵当権や賃借権など）の権利に関する事項」を記載します。
当該土地が初めて造成されたときに所有権保存登記がされるのは「権利部甲区」なので、この選択肢は間違いです。
当該土地の地目（宅地や畑など、その土地の用途のこと）や面積等が登記されるのは「表題部」なので、この選択肢は間違いです。
土地を担保として抵当権が設定される場合、抵当権設定登記がされるのは「権利部乙区」なので、この選択肢が正解です。
したがって、答えは「金融機関から融資を受け、土地を担保として抵当権が設定される場合、抵当権設定登記がされるのは、権利部乙区である」です。
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03
土地の登記記録に関する問題です。
土地登記記録とは「不動産登記記録」のひとつで、土地の所在や地目などの情報の他、所有権に関する情報などが記載されているデータのことです。なお、この登記記録は「表題部」と「権利部」の2つで構成されており、以下のとおりです。
＜土地登記記録＞
表題部の記載内容
土地の所在、面積、地目などの情報
権利部の記載内容
甲区：所有権に関する情報
乙区：抵当権や借地権など、所有権以外の情報
上記内容を参考に、土地登記記録に関する適切な記述を選択肢から選んでみましょう。
所有権保存登記がされるのは、表題部ではなく、権利部の甲区になります。
この選択肢は、不適切です。
当該土地の地目や面積等が登記されるのは、権利部甲区ではなく、表題部になります。
この選択肢は、不適切です。
土地を担保として抵当権が設定された場合、抵当権設定登記がされるのは、権利部乙区です。
この選択肢は適切です。
冒頭の解説のとおり、抵当権に関する情報は「権利部の乙区」に記載されます。
「金融機関から融資を受け、土地を担保として抵当権が設定される場合、抵当権設定登記がされるのは、権利部乙区（ ウ ）である。」が、適切な選択肢です。
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